概要
- Excelは2007を境に新UI「リボン」が導入された。
- その際、それまでのアクセスキーは、隠しコマンド的な立ち位置で残された。
- この記事は、その隠しコマンドを参照するためのもの。
本文
アクセスキーとは
Altキーを起点として、キーボード操作で各機能を実行する操作のこと。
ショートカットキーとアクセスキーの違い
- ショートカットはCtrl・Shift・Altと何らかのキーを1回の押下にて実施する。
- アクセスキーは、メニュー階層をたどる如く、数回のキー押下にて実施する。
- ある操作が、アクセスキーとショートカットキーのどちらでも実行できる場合もある。
- 例:「コピー」は、アクセスキーならAlt+E(編集)+C。ショートカットならCtrl+C。
2系統存在するアクセスキー
- ExcelのUIは、2007のリボン導入を境に、大幅に変わった。
- この際、機能の分類も大幅に変わった。
- そのため、2007より前のアクセスキーを、2007以降でそのまま使うことはできず、新しいアクセスキーが導入された。
- しかし、旧アクセスキーを覚えたユーザーへの配慮か、2007以前のアクセスキーも使えるようになっている。
- ちなみに旧アクセスキーを入力しているときは、こんなヒントメッセージが出る。
- 2007以降のアクセスキーは、Altを押してみればわかる。
旧アクセスキーのキャプチャ
やっと本題。なおキャプチャはOffice2000のもの。
F(ファイル)
E(編集)
V(表示)
I(挿入)
O(書式)
T(ツール)
D(データ)
W(ウィンドウ)
H(ヘルプ)
おまけ:個人的おすすめアクセスキー
機能名 | 選択内容 | 旧アクセスキー | 現アクセスキー |
---|---|---|---|
条件付き書式 | 設定範囲を選択 | Alt+o+D | Alt+H+L |
オートフィルタ | 先頭行を選択 | Alt+D+F | Alt+A+T |
連続データ作成 | 作成範囲を選択 | Alt+E+i+S | ? |
ソート | ソート範囲 | Alt+D+S | Alt+A+SS |
ワークシート削除 | 対象シート | Alt+E+L | ? |
ワークシート挿入 | (なし) | Alt+i+W | ? |
おまけ2:GoogleSpreadsheet
GoogleSpreadsheetのメニューは、リボン実装後よりは実装前のExcelに近い。
そのため、新アクセスキーよりは旧アクセスキーのほうが、GoogleSpreadsheetのアクセスキーに幾分近い。