概要

vagrant仮想マシンを複数同時に起動するとき、
Vagrantfileの格納フォルダ名をVagrantfileの設定に使うことで、
仮想マシンごとにVagrantfileを編集しなくていいようにした

解決したかった問題点

プライベートネットワーク内でVagrant仮想マシンを複数同時に起動するときは、
各マシンごとの設定で、

例：

  config.vm.network "private_network", ip: "192.168.33.15"
  config.vm.network "forwarded_port", guest: 22, host: 2015

この2つはマシンごとに異なる値としなければいけない。

面倒なので設定しないでいいようにしたい。

解決方法

フォルダ名から情報を取得するようにした。
（注釈：仮想マシンを複数扱う場合、Vagrantfileは個別のフォルダに置くはずという前提です。）

Vagrantfile

  # フォルダ名の中で最初に出てくる数字を、IPアドレス第4オクテットとして用いる
  # フォルダ名の中で最初のアンダースコアまでを、ホスト名として用いる
  # IPアドレス第4オクテット＋2000をポート番号とする
  dirname = File.basename(Dir.pwd)
  confOctet4 = dirname.gsub(/^[^1-9]*([1-9][0-9]*).+$/, '\1')
  confHostName = 'vm' + dirname.gsub(/^([^_]+).+$/, '\1')
  confPort = 2000 + confOctet4.to_i
  puts 'folder: ' + dirname
  puts 'octet4: ' + confOctet4
  puts 'hostName: ' + confHostName
  puts 'port: ' + confPort.to_s

  # ゲストOSにはプライベートネットワーク接続とする
  config.vm.hostname = confHostName
  config.vm.network "private_network", ip: "192.168.33." + confOctet4
  config.vm.network "forwarded_port", guest: 22, host: confPort

必須ではないがホスト名を識別できた方が便利なので、ホスト名も指定した。

結果

vagrant up したとき、putsの結果が出力されるので、これで設定値を確認できる。

例：フォルダ名が012_testのときの出力

folder: 012_test
octet4: 12
hostName: vm012
port: 2012

構築もうまくいった。

puts は実は邪魔かも

putsは結果確認目的で記述したが、
vagrant ssh するたびにputs結果が出力されるので、
安定稼働に入ったら消していいかも。