ArduinoIDE2(2.x.x)におけるESP32のファイルシステム(旧SPIFFS)ファイルアップロードに関しては、日本語の説明が見つからなかったので書きました。(IDE1については豊富)
結論から
SPIFFSではなく、LittleFSを使用する。
以下のarduino-littlefs-uploadプラグインを導入し、
以下のチュートリアルに従って実施 :
https://randomnerdtutorials.com/arduino-ide-2-install-esp32-littlefs/#upload-files
上記チュートリアルの簡単な要約
上記のチュートリアルを端的にまとめると、
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上記githubよりプラグイン(arduino-littlefs-upload-x.x.x.zip(解凍後にvsix))を入手
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C:\Users\XXXXX\.arduinoIDEにplugins
フォルダを作成してarduino-littlefs-upload-x.x.x.vsixを格納 -
アップロードしたいデータをスケッチと同じフォルダのdataフォルダ配下に配置する。
esp32_filesystem_sample/
├── data/
│ ├── index.html
│ └── script.js
└── esp32_filesystem_sample.ino※
※SPIFFS.hではなく、LittleFS.hを使用する。基本的にSPIFFSをLittleFSに置き換えれば動作する。
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ArduinoIDE(ver2.x.x)を再起動して、対象のdataフォルダが格納されたスケッチを開く
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ボード選択やCOMポート選択を済ませ、スケッチ書き込みができる状態にする
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Ctrl+Shift+Pでコマンドパレットを開き、「Upload LittleFS to Pico/ESP8266/ESP32」を選択する
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data配下のファイルが自動的にアップロードされ、CompletedUploadと表示されれば完了