#はじめに
2020年7月から独学でJavaを勉強しているのですが、先日Java Silverに合格しました。
この記事では、
1 エンジニア未経験者が独学でJava Silverに合格した勉強方法
2 試験当日の流れ
についてまとめます。
2については、
- 試験ってどんな感じで実施されるの?
- メモは取れるの?
等の情報が意外と少なく、CBT形式の試験になじみのなかった私には、かなりの不安材料でした。同じような方もいるのではと思ったのでここに記録しておこうと思います。
#受験前の知識・能力
簡単にまとめますが、こんな感じです。
- 2020年7月からプログラミングを独学で勉強中
- 本職はITと全く関わりのない職種で、勉強開始時点でIT関連の知識はほぼゼロ
- Javaの入門書『スッキリわかるJava入門 入門編』全部と『同書 実践編』第1章まで勉強済
- サーブレット&JSPでツイートアプリを作成
#勉強期間
- 勉強開始時期 2020年11月初旬
- 受験日 2020年12月7日
- 勉強時間 週に10~12時間くらい
結果、合格ライン63%に対し、正答率79%でした。
#勉強方法
###教材
メイン教材:『徹底攻略 Java SE11 Silver 問題集』
サブ教材 :『スッキリわかるJava入門 実践編』(1~6章)
基本的には黒本1冊でいけます。
サブ教材の方は、ラムダ式等、全く馴染みのない分野に差し掛かった時に参照しました。
###前提
最低でもJavaの入門書を1冊終わらせておいた方がいいです。急いで黒本に手をつけるより効率的です。ちなみに私のおすすめの入門書は**『スッキリわかるJava入門 入門編』**。
###1 黒本1~11章を章ごとに2,3周やる
- この本は、1~11章がテーマ毎の例題集、12,13章が総仕上げ問題になっている。
- 1周目は問題を解くのに時間をかけすぎず、**わからない部分をはっきりさせたらすぐ解説を読む。**入門書で出てこなかった知識がバンバン出てくるので、悩むだけ無駄。
この本は問題構成が上手くて、基礎から応用に向かって進むよう解説が練られている。
1周目は解説読むのが主目的。本番は2周目以降。
###2 頻繁に間違える分野をまとめる
- 2,3周すると、できない問題がはっきりする。その際、やみくもに周回を重ねず、まとめを作って知識を整理する。(ブログでもいいし、単なるメモでもいい。)黒本解説ページから重要な部分を抜き出して書き留めるだけで、覚えがかなりよくなる。
例:【Java】Javaの配列ルールまとめ【Java Silver】
###3 総仕上げ問題(12,13章)を解く(2,3周)
- 1~11章の正答率8割程度になったら、総仕上げ問題に取り掛かる。
- 12,13章は模試形式になっているが、「試験前の腕試し」というより「1~11章で解説しきれていない細かい部分の補完」である。試験直前まで取っておかず、早めに手を付けるべき。
- 問題数が多いので、解答全てを読む必要はない。時間をかけるのは解けなかった問題のみでいいので、13章まで必ずやる。
###4 1~13章通して復習
最後に、頻繁に間違える問題をピックアップして繰り返し解く。
必要に応じてまとめ、メモを作成。
#受験申込~受験当日
自分が「受験前に知りたかったな」と思ったことをメインに列挙します。
##受験申込
受験申込については、こちらの記事がものすごく参考になったので、紹介させていただきます。
Oracleの試験は受験用バウチャーを販売している機関と受験申込をする機関が違うこともあり、手続がかなり難解でした・・・
こちらの記事に沿って進めていき、なんとか無事申込できました。本当に助かりました。
##受験当日
###必要なもの
必要なものはただ1つ。本人確認書類のみです。
ただ、最低でも2通必要です。私は運転免許証と保険証の組み合わせで提示しました。
詳細はこちら。
###受付~試験室入室
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受付では、「氏名」と「試験予定時刻」を申告すればOKです。ピアソンの予約画面等を提示する必要はありませんでした。
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受付で本人確認書類を提示し、写真撮影を行いました。(ものの10秒で終わりました)
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その後受験要領の説明、ロッカーのカギを渡され、身分証明書1通以外はロッカーにしまうよう指示されます。指示されたものをロッカーにしまったら、試験室の方に案内されます。
###試験の実施要領について
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入室前に、試験中のメモ用として、A4サイズのラミネート加工された白紙と、油性ペンを渡されます。(試験はパソコンで行われますが、試験用のアプリケーション以外は使用できないようになっており、パソコンでメモをとったり、計算したりということはできません。)
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試験はすべて選択式で、チェックボックスをクリックしていく形で行われます。それ以外の操作(マウスで文字列を選択したり)はできません。
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試験用アプリにはレビュー機能があり、後で確認したい問題にチェックを付けることができます。また、レビュー画面では「未回答の問題」だけに絞って表示させる機能もあり、自分でメモしておく必要がなく便利でした。
###試験中の時間管理について
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試験開始時刻は、ディスプレイ上の「試験開始」ボタンをクリックした時です。受付が早く済めば予定時刻より早く開始できますし、もし手続が長引いて、入室が遅れても試験時間が削られるということはないようです。
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残り時間はディスプレイ右上に表示されます。
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回答が早めに終了した場合、残り時間に関わらず試験中に回答の提出、退室ができます。
##実際に受けてみて
###試験内容
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あくまで体感ですが、**黒本で全く触れられてない部分を問う問題は1割もありませんでした。**また、問題の1割程度は黒本と全く一緒、選択肢を変えただけな問題でした。
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今回私が受験した問題は、特に13章で出題されたものと似ている問題が多かったです。13章をもっとちゃんとやればよかったと後悔。
###その他
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受付時に「ロッカーに荷物を収納するよう」指示されるので、受付後にゆっくり参考書を確認する時間はありませんでした。試験開始前に落ち着いて最後の確認をしたい方は、受付前に済ませておいた方がいいかも。
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試験時間は3時間ですが、試験途中の入退出は禁止でした。トイレ行きたくても行けません・・・「途中でトイレ行きたくなったらどうしよう」と少しだけ不安になりました。
##さいごに
最初の目的は「資格取得」でしたが、勉強してみると自分の理解が全然足りていなかったということを思い知らされ・・・Javaにしっかり向き合う良い機会になりました。この試験は試験終了後の結果通知で、ミスの多かった分野を教えてくれるので、自分の弱点もわかります。
これからも地道に、頑張って勉強していこうと思います!