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未経験&独学で、SpringBoot・AWSを使ってポートフォリオ作ってみた

Last updated at Posted at 2021-03-09

はじめに

こんにちは、くまごろーと申します。
Webエンジニアになることを目標に、2020年7月から独学でJavaを中心に学習中です。
今回、SpringBootでチャット相談機能付きの家計簿アプリを作成したので、アプリについて説明させていただきます!

どんなアプリ?

「お金でわからないことはすぐ相談できる」がコンセプトのチャット相談機能付家計簿アプリ。家計簿機能と質問機能を実装しています。

Image from Gyazo

このアプリでできること

家計簿をつけられる

  1. 出入金記録を投稿・編集・削除できる
  2. 履歴をカテゴリ毎に絞り込んだり、並べ替えたりできる
  3. 履歴はカレンダー形式・グラフ形式で表示できる
  4. 予算を設定できるので、「あと何円使えるか」わかりやすい

「お金のわからないこと」を質問・相談できる

  1. お金のことでわからないことはアプリ内で質問・相談できる
  2. 質問・相談を特定のワードで検索したり、カテゴリー別に表示できる
  3. 後で見たい質問・相談は「お気に入り」登録できる

なぜ作ったのか?

きっかけ

私は夫と二人暮らし&共働きだったのですが、半年前、夫が体調を崩して休職に入りました。それまでお金についてはかなり大雑把に管理していたのですが、夫の休職によって家計管理・節約をきっちりやる必要が出てきました・・・

「こういうの欲しいな」

家計簿アプリを探してみたのですが、様々なアプリを見る中で「ユーザーとしてこういうものが欲しいな」という希望が浮かび上がってきました。

  • アプリ内で「お金」について気軽に質問・相談できる機能が欲しい
  • 他の人のお金のやりくり・家計簿を見本にしたい
  • 自分の家計簿を公開して、アドバイスが欲しい

ポートフォリオとしてアプリを作成するにあたって、これらを解決するようなアプリを作ってみることにしました。

実装機能

基本機能

機能
1 会員登録・退会機能
2 ログイン機能
3 ユーザー設定変更機能
4 ゲストログイン機能

家計簿機能

機能
5 予算設定機能
6 出入金記録・編集・削除機能
7 履歴表示機能(一覧形式)
8 履歴表示機能(カレンダー形式)
9 履歴絞込機能
10 履歴ソート機能
11 出入金分析機能(グラフ表示)

質問・相談機能

機能
12 質問&相談投稿・編集・削除機能
13 コメント投稿・編集・削除機能
14 お気に入り機能
15 カテゴリー別表示機能
16 検索機能

工夫した点

家計簿機能

  • 予算設定機能を導入することで、「あと何円使えるのか」をわかりやすく表示
  • 絞込・ソート機能やカレンダー表示機能で、自分が確認したい履歴だけを表示できるようにした

Image from Gyazo

Image from Gyazo

質問・相談機能

  • 後から読み返すことができるよう「お気に入り」機能を実装
  • カテゴリ分け・検索機能を実装して、欲しい情報にすぐアクセスできるように   Image from Gyazo

使用技術

  • Java 11.0.7
  • SpringBoot 2.3.5
    • Spring Security 5.3.5
    • Spring Data JPA 2.3.5
    • Spring Cloud for Amazon Web Services 2.2.5
  • HTML(Thymeleaf), CSS
  • MaterializeCSS 1.0.0
  • JavaScript
    • jQuery 3.5.1
    • Chart.js 2.8.0
    • FullCalendar 3.5.1
  • AWS
    • EC2
    • RDS
    • S3
    • ELB
    • Route53
    • ACM
  • MySQL 8.0.20
  • Nginx 1.18.0
  • Tomcat 9.0.39

DB設計

学習開始当初、当然ながらDB設計の知識は全くありませんでした。基本情報の勉強や、初学者向けのQiita記事で必要最低限の知識を身に着けアプリ作成に臨みました。設計段階でER図を作成し、その後は発生した問題・課題に応じて仕様を変更していきました。

PiggyBank-ER.png

各テーブルについて

テーブル名 説明
users 登録ユーザーの情報
money_records ユーザーの家計簿データ
categories 出入金カテゴリの情報
posts 質問・相談の投稿情報
comments 投稿対するコメントの情報
likes 投稿への「お気に入り」登録情報

インフラ環境

  • 今回はEC2、RDS、ELB、S3、Route53、ACMを利用しました。
  • ELBはACMを使用するために導入しており、EC2冗長化等は行っておりません(ゆくゆくは挑戦したい)
  • S3については、ユーザーのアイコン画像を格納するために導入しています。

infra.png

意識して取り組んだこと

公式ドキュメント・英語記事から逃げない

独学でのアプリ作成は想像以上に困難でした。最初の内は日本語のソースを優先的に探していましたが全く進展しませんでした。「これではだめだ」と思い、自分に以下のルールを課しました。

  • 日本語・英語で選り好みしない。
  • 日本語ページを2,3確認して、問題が解決しなければ英語記事・公式ドキュメントを参照。
  • 二次情報(質問記事等)を参照して、理屈がわからなければ公式ドキュメントを確認する。

このルールを徹底した結果、英語・公式ドキュメントへの抵抗感がかなり減りました。そして、エラーが解消するまでの所要時間もかなり短縮することができました。

読みやすいコードを心掛ける

学習開始当初、「数週間前に自分が書いたコードが全く分からない」という体験をして、「後から見た時にすぐ理解できるコード」「他人読んでもわかるコード」を心掛けました。
具体的には、以下の点について意識しました。

  • 要所要所でコメントを残す
  • 変数名は意味のあるもの、他人が読んで用途を理解できるものにする。
  • 用途に応じてクラス・メソッドを分割する。(一つのクラス・メソッドにごちゃごちゃと書かない)

チーム開発を意識

個人開発ですが、以下の点について意識しながら開発に取り組みました。

  • Git,Github上でソースを管理
  • issueを作成、ブランチを切って作業を実施
  • こまめにcommitを実施、プルリクエストを作成してマージ

今後やっていきたいこと

機能面

  • 質問・相談時の画像投稿機能
  • ユーザー間のフォロー機能
  • 家計簿機能で使用しているグラフ表示機能を質問・相談機能にも導入 (自分の家計簿を公開して相談したり、回答者が家計簿を提示してアドバイスできるようにしたい)
  • レスポンシブ対応

インフラ面

  • EC2,RDSの冗長化
  • Dockerを用いた開発・本番環境の構築
  • CircleCIを用いたCI/CDパイプラインの構築
  • セキュリティ対策

さいごに

実際にアプリを作成してみて痛感したのは、「作りたいものを思った通りに作り上げる難しさ」です。当然な話ですが、「こんな機能が欲しい」と思っても、技術が無ければ実現できません。独学でアプリを作成していく中で、何度も壁にぶち当たりました。正直、実現できていないものもあります。その困難さに直面して、逆にモチベーションが非常に上がりました。まだまだ未熟ですが、今後も努力を継続していきます。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。ご意見・ご質問等あれば、コメントで教えていただけると幸いです。
 

参考

Github: https://github.com/kumaGoro95/ExpensesApp

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