どうせなら最新版の git をゲットしよう
あなたのシステムには既にgitが入っているでしょう。しかしそれは最新版ではありません。どうせなら最新版をゲットしましょう。
必要なライブラリ・パッケージをインストール
Ubuntu 20.04.3 LTS の場合。
sudo apt install dh-autoreconf libcurl4-gnutls-dev libexpat1-dev make gettext libz-dev libssl-dev libghc-zlib-dev
参考:
https://ubunlog.com/ja/git-instala-control-versiones-ubuntu-20-04/
gitのソースを持ってきて、ビルド
git clone git@github.com:git/git.git
cd git
make
システムのgitを活かしたままビルドしたのを試しに使ってみる
git/INSTALL (翻訳はコチラ https://kuma35.github.io/git-docs-ja/INSTALL.txt) に書いてあるとおり、
makeが終わればとりあえず使えるようになっています。
たとえば、path/to/git フォルダだとすると、
path/to/git/bin-wrappers/git version
でとりあえず起動できます。あなたのリポジトリで上記のように打てば一応使えます。
ただし、効率がよろしくないそうなので、あなたの環境に(システムに影響を与えず、システムより優先して使えるようにする)入れるには、
##気に入ったので最新版を常用することにする
path/to/git フォルダで
make install
です。sudoは要りません。なぜなら ${HOME}/bin
(と ${HOME}/share
)にインストールするからです。 あなたの PATH の先頭に ${HOME}/bin
があるのを確認してください。
echo ${PATH}
そうなってない場合は .bash_profile 等で設定して、ログオフ/ログオンです。
さて、これで割と最新版が手に入りました。確認してみましょう。
git version
おめでとうございます。
手元の環境ではmanページはシステムの(古い)ままでした…
git/INSTALL に書いてあるようにデフォルトではドキュメントは一緒にインストールしません。
2.33ぐらいの翻訳(途中)のドキュメントはコチラ
https://kuma35.github.io/git-docs-ja/index.html