概要
Javaで実装されたJavaScriptの処理系Rhinoを手軽に実行するためのバッチファイルのひな形を紹介します。
Rhino起動コードのひな形
Javaのランタイムを起動する際に、文字コードShift_JISを与えることになります。基本的には、以下のようなコードになるでしょう。Rhinoの本体「js.jar」を同じフォルダに配置します。以下のように書くと、バッチファイルに対して、ファイルをドラッグ・アンド・ドロップでスクリプトに渡すことが可能になります。
exec-rhino-js.bat
rem Rhino起動バッチファイル
java -Dfile.encoding=MS932 ^
-cp .;js.jar
org.mozilla.javascript.tools.shell.Main (Rhinoのソース) %*
バッチファイル自身にJavaScriptのコードを書く場合
exec-rhino-js.bat
rem=0;/* --- ここはRhinoの起動コード ---
cd /d "%~dp0"
java -Dfile.encoding=MS932 ^
-cp .;js.jar ^
org.mozilla.javascript.tools.shell.Main %0 %*
pause
exit
rem */
// --- ここからJSのコード
print("Hoge");
注意点
Windows系で、バッチファイル(*.bat)に作業対象ファイルをドロップして、Rhinoのプログラムを起動する場合、ドロップされたファイルのパスは、Shift_JISとしてコマンドラインに渡されますので、文字コードをShift_JIS(MS932)と指定します。プログラム作成時にある程度、文字コードを意識する必要があります。