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Termuxを素早く設定

Last updated at Posted at 2020-03-07

Android/ChromeOSをTerminalとして使えるTermuxですが、いつも設定するのが面倒なので、ここにメモします。

Termuxのインストール

まずは、自分で書いた記事をメモ。Termux上でPythonのインストール方法を紹介している。

手順は以下の通り

  • Google PlayStoreでTermuxとTermux APIをインストール

内部ストレージにつなげる

Termuxの~//data/data/com.termux/files/homeなので、内部ストレージにつなぐ方法。以下のコマンドを実行。

termux-setup-storage

これで、~/storageディレクトリができて、Downloadsなどに手軽にアクセスできる。

最低限必要なパッケージのインストール

pkg update
pkg install git vim wget tmux

sshd の設定

Androidスマホの場合、小さな画面でやるの大変なので、sshdを設定してPCから設定を行いましょう。

あるいは、Chromebookの場合、Termuxで日本語入力ができません。そこで、sshdを起動して、別途Chrome拡張のSecure Shellを使ってTermuxにログインして作業します。すると、日本語が入力できます。

# sshdをインストール
pkg install openssh

# 公開鍵の作成
ssh-keygen -t rsa

何度かEnterキーを押してキーを作る。

なお、PC側でも公開鍵を作成する。そして作成して公開鍵をTermux側に登録します。

例えば、LINEやメールなどの方法で、PCの公開鍵の内容をスマホに送信して、Termux内の~/.ssh/authorized_keysに追記します。

そして、TermuxでIPアドレスを調べます。

ifconfig | grep inet

PC側で上記IPアドレス(例えば 192.168.0.5など)に接続できます。

Termuxにパスワードを設定します。

passwd

ただし、Termuxでは1024以下のポートが利用できないため、8022番ポートを使うようになっている。ログイン時には上記で指定したパスワードが必要です。

ssh hoge@192.168.0.5 -p8022

ChromebookでSecure Shellから接続する場合、最初にプライベートキーの~/.ssh/id_rsaを~/storage/downloadなどにコピーしておいて、Secure ShellのIDでそのファイルを選びます。

クリップボードをAndroidと共有できるようにする

Androidとクリップボードを共有できると便利。termux-apiのアプリをインストールし、その後、以下のコマンドを実行する。

pkg install termux-api

何かをコピーするには、以下のように書く。

termux-clipboard-set hoge

コピーしたテキストを表示するには、以下のようにする。

termux-clipboard-get

開発環境をインストール

その他、PythonとNode.js入れておけば、いろいろ便利だろうという感じ。

pkg install python nodejs

GitHubに公開鍵を登録する

GitHubに公開鍵(~/.ssh/id_rsa.pub)を登録する。

公開鍵の内容は以下のようにして表示できるので、これをコピーして、GitHubの設定で追加する。

cat ~/.ssh/id_rsa.pub

そして、vimでプログラムを書きまくる。

vimでクリップボードをAndroidと共有する

以下に書いてあるのだが、VimのクリップボードをAndroidと共有できる。Termux APIを有効にしてあることが前提。

具体的には、~/.vimrc に以下を追加する。

.vimrc
au TextYankPost * call system('termux-clipboard-set &', @")
function Paste(p)
    let sysclip=system('termux-clipboard-get')
    if sysclip != @"
        let @"=sysclip
    endif
    return a:p
endfunction
noremap <expr> p Paste('p')
noremap <expr> P Paste('P')

termux-openでいろいろ開く

macOSでいうところのopenにあたるのがtermux-openです。
これを使うと標準アプリでいろいろ開けます。

例えば、サーバーを起動しておいてIPアドレスを指定してChromeでアプリをブラウザ上で試したい場合など以下のようにかけます。

# IPアドレスを調べる
ifconfig | grep inet

# ブラウザでWebアプリを開く
termux-open http://192.168.0.5:8888

なでしこ3を入れる

日本語でプログラムが作れる「なでしこ3」は入れておくべき(たぶん)。

# なでしこのリポジトリをクローン
git clone git clone https://github.com/kujirahand/nadesiko3.git
# あるいは以下
# git clone git@github.com:kujirahand/nadesiko3.git

# インストール
cd nadesiko3
npm install --production
# Web用のなでしこをビルド
npm run build
# サーバーを起動
npm start

するとAndroid側のWebブラウザ(localhost:3000)でプログラムを作れる。ただしChromebookの場合はアドレスが異なるので、ifconfig | grep inetで確認する。

テキスト音楽サクラを入れる (2020/08/19 手順変わりました)

みんな、きっとAndroidで作曲したいはず。テキスト音楽「サクラ」を動かすには golang が必要。

pkg install golang

環境変数GOPATHを確認

cd `go env GOPATH`
pwd
mkdir -p src/github.com/kujirahand
cd src/github.com/kujirahand

リポジトリをクローン

git clone https://github.com/kujirahand/sakuramml-go.git
# あるいは ... git clone git@github.com:kujirahand/sakuramml-go.git

サクラをコンパイル

cd sakuramml-go
go build csakura.go

すると、csakuraというバイナリができる。ドレミのテキストで作曲して、MIDIファイルにコンパイルする。

./csakura a.mml

すると、a.midiができる。音楽を再生するには、以下のコマンドを実行。(ただしMIDIが再生できるかどうかは機種依存。IdeaPad Duetは再生できず。)

termux-media-player play a.mid

bashの設定ファイル

bashの設定ファイルを作る。

# 各種バッチを保存するディレクトリを準備
mkdir ~/bin

# 設定ファイルを編集する
vi ~/.bashrc

以下のような設定を書く。

# ls
alias ll='ls -laF'
alias l='ls'
# path
export PATH=$PATH:$HOME/bin
# なでしこ3にパスを通す
export PATH=$PATH:$HOME/repos/nadesiko3/bin
# テキスト音楽サクラ用
GOPATH=`go env GOPATH`
PATH=$PATH:$GOPATH/src/github.com/kujirahand/sakuramml-go

設定を反映させる。

source ~/.bashrc
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