はじめに
ソニー製、サイバネット社提供のSmartAR for Unityを使用するにあたって、Unity Editor上でどのくらいのスケール感でシーンを構築すればいいのか分かりづらかったので、A4サイズのマーカーを想定してサイズを合わせました。
1unitの物理サイズ
Unityのお作法上、1 = 1mが推奨されています。しかし、メートル単位の広範囲に渡るARはあまり一般的ではないかと思いましたので、本稿では編集のやりやすさを優先して、1 = 1cmで設定しています。
辞書を用意する
今回はA4サイズのマーカーを想定していますので、A4にプリントアウトできる適当な辞書画像を用意して、辞書を生成します。
上図のGUIツールは勝手に作ったものです。ソニーおよびサイバネットからは提供されておりませんのでご注意ください。
Editor上の設定
SmartAR for UnityをImportしたプロジェクトで、SmartAR Camera、SmartAR Targetをシーンに追加しておきます。
サイズがわかるように、TargetEffectorの子にキューブを作ります。その際、スケールをA4の物理サイズ(cm)に合わせます。
SmartAR CameraのInspectorから、SmartAR EffectorのTransform Scaleを7に設定します。
結果
こんな感じで、A4サイズにプリントアウトしたマーカーとほぼ一致します。
SmartAR for Unityでは、Editor上のプレビューがそのままでは困難で、シーン編集に迷うことが多々ありますが、ご参考にしていただければ幸いです。