これから素敵なrubyライフを送ろうとして、イントールに手間取ってしまい、その回避方法の記述をあまり見受けられなかったので、投稿いたします。
現象
rbenvのインストールまでは行えるが、rubyのインストールでBUILD FAILEDとなる。
# homebrewのインストール
/usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
# rbenvのインストール
brew install rbenv
# rubyのインストール <- ここでエラー
# (-vオプションでエラー内容を出力するとわかりやすい)
rbenv install 2.3.5 -v
ruby-build: use openssl from homebrew
Downloading ruby-2.3.5.tar.bz2...
-> https://cache.ruby-lang.org/pub/ruby/2.3/ruby-2.3.5.tar.bz2
Installing ruby-2.3.5...
curl: (4) Unsupported proxy scheme for 'https://xxx.xxx.xxx.xxx:80' :libcurl is built without the HTTPS-proxy support
BUILD FAILED (OS X 10.12.3 using ruby-build 20170201)
プロキシの問題でダウンロードできない状態の様子。
curl自体にhttpsプロキシの設定ができないことから生じるらしいので、~/.curlrcを確認するもhttpのプロキシのみしか設定していない・・・
解決(根本ではない)
rbenvでrubyのダウンロードが遅い時の対処法を参考に直接、ダウンロードしてみる。
どうやらchacheディレクトリに圧縮ファイルをダウンロードすればrubyのインストールができるらしい。
1.~/rbenvにcacheディレクトリを作成・移動
# mkdir ~/.rbenv/chache
# cd ~/.rbenv/chache
2.対象圧縮ファイルのダウンロード
参考サイトでは、ミラーサイトのrubyだったため、筆者もミラーサイトからダウンロードしてみたところ成功。
# curl -O https://ftp.ruby-lang.org/pub/ruby/2.3/ruby-2.3.5.tar.gz
3.rbenv install 2.3.5
無事インストールされる
疑問
直接curlコマンドを打つとプロキシに引っかからないのは一体・・・
原因調査
rubyのインストールに関して、原因調査を行なった内容。役立つかもしれないので記載。
brew doctor
homebrew自体に問題がないか確認
Warning: You have a curlrc file
と出るも問題ないとのこと
brew info
brew infoコマンドを実行すると仮ビルドをして内容を出力してくれるので、Dependenciesなどに記載されているものが無事にbuildされるか確認(チェックマークなら問題なし)。なければインストールしてみる。
brew info rbenv
rbenv: stable 1.1.1 (bottled), HEAD
Ruby version manager
https://github.com/rbenv/rbenv#readme
/usr/local/Cellar/rbenv/1.1.1 (36 files, 62.9KB) *
Poured from bottle on 2018-03-23 at 08:52:47
From: https://github.com/Homebrew/homebrew-core/blob/master/Formula/rbenv.rb
==> Dependencies
Recommended: ruby-build ✔
==> Options
--without-ruby-build
Build without ruby-build support
--HEAD
Install HEAD version