Stethoをrelease時に使用しないようにする方法

注意

執筆時の最新バージョンは1.3.1です。

Stetho

StethoはFacebook製のデバッグ用ライブラリ。
使ってみるとかなり便利なのだが、Leakcanaryと違って、リリース用のダミー実装がない。
BuildConfig.DEBUGで判断してやるのもいいが、JARのサイズも500KBあるので、無視できない。

というわけで、リリース用の実装方法を書いてみる。

リリース実装方法

簡単に言うと、Leakcanary同様にreleaseソースにダミーのStethoを実装してやればよい。

すでにStethoが実装されているアプリを前提に書く。

1. build.gradleのdependenciesをcompileからdebugCompileに変更する。

   app/build.gradle

   dependencies {
       debugCompile "com.facebook.stetho:stetho:${versions.stetho}"
       debugCompile "com.facebook.stetho:stetho-okhttp3:${versions.stetho}"
       debugCompile "com.facebook.stetho:stetho-js-rhino:${versions.stetho}"
   }
   

2. releaseソースセットにStethoのダミークラス群を作る。

   app/src/release/kotlin/com/facebook/stetho/Stetho.kt

   class Stetho {
       companion object {
           @JvmStatic fun initializeWithDefaults(context: Context) = Unit
       }
   }
   

   StethoInterceptorやinitializeWithDefaults以外のメソッドを使用している場合は、適宜実装する。

   app/src/release/kotlin/com/facebook/stetho/okhttp3/StethoInterceptor.kt

   class StethoInterceptor : Interceptor {
       override fun intercept(chain: Interceptor.Chain): Response {
           return chain.proceed(chain.request())
       }
   }
   

上記でリリース時はStethoを使わない実装になる。