概要
さくらエディタと秀丸エディタを使用した人が、両方のいいところをさくらエディタにまとめて設定する方法。
※既に設定済みからメモのため、デフォルト設定も含む
※本設定はネットの他の記事に大いに助けられて記載しています
さくらエディタバージョン:v2.2.0.1
改良ポイント
[設定]-[共通設定]-[全般]
☑同時に複数の編集用ウィンドウを閉じるとき確認
[設定]-[共通設定]-[ウィンドウ]
基本設定
☑ツールバー表示:上部ツールバー表示
☑アイコン付きメニュー:上部アイコンメニュー表示
☑ステータスバー表示:下部ステータスバー表示
分割ウィンドウ
□垂直スクロールの同期をとる:チェックを外す。左右で画面分割の際、それぞれでスクロールできるようにするため
[設定]-[共通設定]-[ツールバー]
- [クリップボード系] - [このファイルのパス名をコピー]:現在開いているファイルのパスをクリップボードにコピーできる
[設定]-[共通設定]-[タブバー]
☑タブバーを表示する:テキストファイルをタブ表示できる
動作モード
☑ウィンドウをまとめてグループ化する
☑外部から起動するときは新しいウィンドウで開く:コードを開いている最中に資料メモを開く場合などでグループを分けたいときは便利
タブの外観
☑等幅:ファイル名でタブの長さが変わるのを避けたい場合
☑多段
表示位置-上
[設定]-[共通設定]-[ファイル]
ファイルの排他制御
排他制御-上書きを禁止する:サーバ上のテキストファイルで、自分が開いているときに他の人が上書きできないようにする
☑上書き禁止検出時は編集禁止にする:編集を開始する前に禁止にしておく。後からのマージでよい場合は外す。
[設定]-[共通設定]-[ファイル名表示]
□長いパスの省略表示:チェックを外す。コードの階層が深いと、パスの省略が困るため
[設定]-[共通設定]-[バックアップ]
□保存時にバックアップを作成する:チェックを外す。いらないバックアップができるため
[検索]-[アウトライン解析]
▼-右ドッキング:秀丸のアウトラインの表示に近くなる
☑ドッキング配置を同期
・ドッキング配置を共通継承
[設定]-[タイプ別設定]-[スクリーン]
※C言語用設定のため、拡張子が「.c」のようなファイルを開いて設定をする
※ルールファイルは先に作成しておく。作成については「ルールファイル作成」項を参照
(表示確認)設定の名前-C/C++
(表示確認)ファイル拡張子-c,cpp,cxx,...(デフォルトのため省略)
アウトライン解析方法
●ルールファイル-(ルールファイル作成先ファイルパス)
インデント
☑自動インデント
[設定]-[タイプ別設定]-[カラー]
※好みによる。ダークモード配色だと以下が例
なお、背景色についてはどれか一つを「黒」にした後、「背景色統一(>)」で統一可
☑テキスト 文字色:白 背景色:黒
☑ルーラー 文字色:白 背景色:黒
☑カーソル 文字色:ピンク
☑行番号 文字色:白 背景色:黒
☑行番号(変更行) 文字色:黄 背景色:黒
☑TAB記号 文字色:灰 背景色:黒
☑改行記号 文字色:青 背景色:黒
☑EOF記号 文字色:水色 背景色:黒
☑半角数値 文字色:赤 背景色:黒
☑選択範囲 文字色:青 背景色:灰
☑コメント 文字色:緑 背景色:黒
☑ダブルクォーテーション文字列 文字色:マゼンダ 背景色:黒
※配色設定が完了したら、必ず「エクスポート」で適当な場所に保存しておく。C言語コード以外にもカラーを統一したい場合は、対象のテキストファイルを開いた状態でカラー設定を開き、「インポート」であらかじめ保存しておいた設定を取り込む
※背景色の黒は、どこかのダークモードの背景が「#23282F(赤:35、緑:40、青:47)」らしいと聞いて設定してみたところ、驚異的な見やすさを発揮した
ルールファイル作成
C言語用のアウトライン解析ルールファイルを作成する。
既存の解析で問題なければ作成不要。今回は、秀丸のアウトラインに外観を似せたかったために作成した。
(1)ルールファイル作成
空のテキストファイルを適当な場所に保存する。
今回は以下のように作成する。
保存先:C:\Program Files (x86)\sakura\keyword\cpp.rule
(2)ルール作成
以下のように作成した。
なお、以下は設定してみた個人的解釈を含む
※カテゴリ名は任意
※レベルの指定がない場合、インデントレベルは新規カテゴリ名ごとに順位付けされる
※インデントレベルはLv=○で指定できるが、対象のファイルを解析した際、最初に合致したカテゴリは指定がどうあれ必ずLv=1扱いとなる
// 正規表現有効
;Mode=Regex
// 記載ルール
// 正規表現 /// カテゴリ名,インデントレベル
// 宣言を抜いた関数処理のみをヒットさせるために、以下のルールとする
^(!?.*\;)void.*\(.*\) /// toplevel,Lv=1
// オリジナルマクロ宣言で型名が決まっている場合は、voidをマクロ宣言名に置き換えて、行を追加する
^(!?.*\;)static\svoid\s.*\(.*\) ///toplevel=1
^(!?.*\;)static\sdouble\s.*\(.*\) ///toplevel=1
^(!?.*\;)static.*\(.*\) ///toplevel=1
(3)ルール反映
ルールを作成、保存後、アウトラインで「更新」ボタンを押す
(Windowsマーク)
※今回のルール反映にかかわらず、一度ファイルを開いてアウトライン解析が終わった後にテキストファイルの修正などで、行数が変わった場合は、再度「更新」ボタンを押さないと、追従しない。
Ctag使用設定
(1)ダウンロードしたCtag.exeを置く
sakura.exeと同じ場所にCtag.exeを置く。ここでは以下。
保存先:C:\Program Files (x86)\sakura\ctag.exe
(2)タグファイルの作成
[検索]-[タグファイルの作成]でタグファイルを作成する。なお、[タグファイルの作成]ボタンを押すために開くファイルはなんでもよい。(さくらエディタが起動していたらよい。開いたファイル自体に影響はないため)
(3)完了後、タグジャンプができる
対象の関数名や変数名などの間にカーソルを置き、F12ボタンを押すと定義元にジャンプできるようになる。呼び出し先に戻る場合は、Shift+F12で戻る。
メニューから選択する場合は、[検索]-[タグジャンプ]/[タグジャンプバック]。