92
81

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

USBメモリに出来た複数のパーティーションをWindowsの標準機能だけで削除する

Last updated at Posted at 2016-03-25

#概要

USBメモリに、イメージファイルを書き込む等の操作をすると、複数のパーティーションや、大きな空き領域を持つUSBメモリが出来ることがあります。

Windowsのエクスプローラでは、単一のパーティーションのUSBメモリしか想定しておらず、先頭のパーティーションしか認識してくれません。
また、GUIの管理ツールである「ディスクの管理」でもUSBメモリのパーティーションを削除することが出来ません。※1

しかし、コマンドラインツールの「diskpart」コマンドを使うと、特別なツールをインストールすることなくパーティーションを削除することが出来ます。

※1 2018/5/7 追記
少なくともWindows7では上記の通りですが、改めて現在の環境 Windows10(Redstone 3(ver1709))で記事の内容を検証をしたところ、GUIでも複数パーティーションのUSBメモリを扱えるようになっていましたので、GUIでの手順を追記しました。

#手順
##コマンドラインの場合

「コマンドプロンプト」もしくは「ファイル名を指定して実行」からdiskpartを起動します。
diskpart

ディスクのリストを表示して、該当のUSBメモリのディスク番号を確認します。
list disk

リストで確認した番号でUSBメモリを選択します。
(番号を間違うと、cleanを実行した時に関係ないディスクのパーティーションを消してしまうので要注意)
select disk [ディスク番号]

念の為、選択したディスクの情報を表示し、間違いないことを確認します。
detail disk

cleanコマンドでディスクから構成情報を全て削除します。
(実行するとパーティーションが何もない状態になります。)
clean

プライマリパーティーションを作成します。
create partition primary

あとは通常の手順で好きなフォーマットでフォーマットすればOKです。

###実行例
image.png
cleanコマンド実行前までの実行例

GUIの場合(Windows 10)

スタートボタンを右クリックして「ディスクの管理」を起動します。
image.png

対象のディスクのパーティーションを右クリックして「ボリュームの削除(D)」を選択します。
image.png

不要なパーティーションを削除出来たら「新しいシンプルボリューム(I)」でパーティーションを作成し、フォーマットすることが出来ます。
image.png

補足

この方法は、Windows 7では「ボリュームの削除(D)」がグレーアウトして実行できません。
どのバージョンのWindowsから出来るようになったかは不明です。

余談

####「ディスクの管理」ツールを使ったボリュームの縮小に注意
「ボリュームの縮小」の機能が使えたので、この機能を使って手順確認用のUSBメモリを作成したのですが、元に戻す際に必要な「ボリュームの拡張」は未使用領域があってもグレーアウトしていて使えませんでした。
手順の再現確認をする際は注意して下さい。
image.png

92
81
3

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
92
81

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?