👑 Gemini Code Assist Standard / Enterprise ユーザー向けの設定手順
Developer Program Premium(年額 299ドル)に加入している方、
もしくは Gemini Code Assist Standard(月額21ドル) / Enterprise(月額54ドル) にアクセス権のあるなどのGoogle Cloudアカウントでログインした場合、追加のステップ(プロジェクト選択) が必要です。
🚧 初回ログイン時に表示されるエラー
個人向け無料版以外のGoogle Cloudアカウントで VS Code にログインすると、以下のようなメッセージが出ます。
🛠 対処方法:Google Cloud プロジェクトの選択(2通り)
Gemini Code Assist Standard / Enterprise を使うには、
Google Cloud プロジェクトの明示的な選択が必要です。以下のどちらかの方法で設定しましょう。
✅ 方法①:Gemini パネルの「Settings」から設定する
- VS Code 左側の Gemini パネルを開く
- 歯車アイコン(⚙)をクリックし、「Extentions→Gemini Code Assist→Settings」を選択
- 「Project」欄にプロジェクトIDを入力する。
✅ 方法②:エラーメッセージ内のリンクから選択する
If you wish to continue to Gemini Code Assist Standard or Enterprise,
select a Google Cloud project.
1. select a Google Cloud projectのリンクをクリック
コマンドパレットに使用可能な Google Cloud プロジェクトの一覧または新規作成が表示されるので、選択可能な場合は任意のプロジェクトを選択
2. **新規プロジェクト作成
②Google Cloud Consoleに遷移するので、そこでプロジェクトを作成する。
③プロジェクトを作成した直後はAPIが有効になっていないので、選択してもVS Codeで以下のメッセージが表示されます。
このため続いてEnable APIを行います。
コンソールで確認するとGemini for Google Cloud APIのみが有効になっています。これで使用できます。
④VS CodeならびにターミナルでGemini Code AssistとGeminiCLIが使えるようになりました。
📝 Gemini CLI を使うだけであれば、
gcloud
CLI のインストールは不要です。
ブラウザで Google アカウントにログインすれば、Gemini CLI 側で認証が完了します。
gcloud
が必要になるのは、他の GCP API や Vertex AI などとの連携時なので通常は不要だと思います。
おまけ
現時点ではターミナルでの起動時に以下のパラメータでモデルを使い分けることができます。
gemini -m "gemini-2.5-flash"
gemini -m "gemini-2.5-pro"
インストールの仕方では以下の設定が必要な場合があります。
$env:GOOGLE_CLOUD_PROJECT=MY_PROJECT_ID
お疲れ様でした。