OOUI
OOUIとはオブジェクト指向UI(Object Oriented User Interface)を意味する。一言で言えばオブジェクトを起点に作られたUIのことである。
対になるものとしてタスク指向UIがある。これはタスクを起点に作られたUIのことである。
例
ECサイトを例に挙げてそれぞれのUIについて説明する。
オブジェクト指向UI
商品の一覧画面ではオブジェクト、すなわち商品を起点としてUIが構成されている。商品を選択すれば
- カゴに入れる
- 購入する
- 口コミを見る
- 説明を見る
など様々なアクション(タスク)ができることを直感的に想像させる。
逆にこれをタスク指向UIで構成しようとすると、タスクを起点にUIが構成されているので、購入するまでの流れは以下のような流れになる。
- 「説明を見る」(タスク)を選択する→説明を見たい商品(オブジェクト)を選択する
- 「口コミを見る」(タスク)を選択する→口コミを見たい商品(オブジェクト)を選択する
- 「カゴに入れる」(タスク)を選択する→カゴに入れたい商品(オブジェクト)を選択する
- 「購入する」(タスク)→購入したい商品(オブジェクト)を選択する
オブジェクトごとのタスクが複数あったり複雑であればタスク指向よりもオブジェクト指向でUIを構成したほうが直感的でありわかりやすい。
タスク指向UI
検索するための画面ではアクション、タスクを起点としてUIが構成されている。例えば
- 値段で絞って検索する
- ジャンルで絞って検索する
- 評価で絞って検索する
などが選択できるようになっている。何を軸に検索したいかという行動が定まっていない場合にタスク指向UIが有効である。
参考
https://nijibox.jp/blog/ooui/#OOUI
https://www.concentinc.jp/design_research/2021/07/ooui/
https://sevendex.com/post/3676/