はじめに
最近、当方の記事では作図ツールなど、プロジェクトの標準化に役立ちそうな
ツールや知識をまとめています。
今回もその一環で、フローチャート、概念図などを作成する際に役立つツール「draw.io」を取り上げてみたいと思います。
特徴
・無料
・登録不要
・日本語対応
Gliffyの場合はオンライン利用の場合名前、メールアドレスの登録が必要かつ英語のみですのでこの点は比較して楽な点と言えます。
他のツールより優れている点
①パーツやテンプレートが豊富
これだけのことが簡単にできるのは、最初から用意されている図のパーツが豊富だからというのもあります。
最初の画面で上を選ぶとテンプレートを利用できます。
とりあえず、ざっと数えただけでも800以上ものパーツがデフォルトで用意されています。
カスタムして追加すると、更にパーツを増やすことができ、総数2000以上はあるという説もあるようです。
正直、有料ツールでも、ここまで多いものはそうないような気がします。
プロジェクトや資料の用途ごとにパーツを選べるのでで、テイストの違う図を作成しやすいのはGoodですね。
テンプレートを選ぶことで白紙からでなく大枠からはじめられるのも便利。
②保存場所を選べる
保存場所はGoogleドライブ、OneDrive、Dropboxのサービスの中から選ぶこともできます。もちろんローカルディスクにも保存することができます。
好きなクラウドドライブに保存できるのは、どこからでも編集できて便利です。
情報をクラウドにあげたくない場合は、ローカルに保存できるというのもいいですね。
③フォントも自由に設定
フォントの設定画面から、「カスタム」を選ぶことでパソコンに入っているフォントなら、自由に使うことができます。
一度登録すれば、同じブラウザなら手軽に利用できるようになります。
フォントが登録される
draw.ioは、このようにフォントも自由に設定できます。同じ手軽に使える無料のGliffyは、日本語のフォントは選択できず、全てOSデフォルトのフォントになっていました。
draw.ioは、フォント以外にも随所でこういった細かな設定ができるようになっています。
資料のテイストに合わせフォントを使いたい場合などはこの方法を使って好きなものに変えてしまいましょう。
使い方
draw.ioの使い方は、基本的に以下の2つを押さえておけば、ある程度利用できると思います。
配置する
図同士を繋ぐ
配置する
まずは、左側のステンシルから、図をドラッグ&ドロップで作業領域に配置します。
ステンシルを配置する
あとは、関連するステンシル同士を繋ぐだけです。
他にも設定はいろいろありますが、基本的な動作で、この2つを押さえておけば図の半分以上はできたも同然です。
あとは、ステンシル(図のパーツ)にテキストを挿入したり、大きさを調整したり、色をつけたりして、属性を変更するだけです。
保存
保存もメニューの「ファイル」から「Export as」を選択することで、いろいろな形式で保存することができます。
まとめ
draw.ioを利用すれば、大抵の説明図ならパパパっと短時間で作ってしまえるかと思います。
いろいろ使ってみたのですが、すぐ思いつくだけでも以下の点が素晴らしいです。
・登録不要で簡単に開始できる
・操作が簡単
・操作が軽い (操作性が良い・感覚的)
・日本語対応
・ステンシル(図のパーツ)が豊富
・機能が豊富(豊かな表現ができる)
・保存方法を選べる
・出力方法も豊富(一般画像、PDF、SVG、HTML、iframeで埋め込むなど)
・PCに入っているフォントなら自由に使える(要フォント名入力)
・完全無料
有料ツールでも、ここまで機能豊富なものは、そうなさそうな気がします。
とりあえず、「図説用のドローツールはどれを使ったらよいかわからない、すぐ使いたいという場合は、draw.ioを選んでおけばまず間違いないと思います。。。!