ここでは lensfun (mingw-w64-lensfun) を、開発版0.3.95から安定版0.3.2へダウングレード1した際の作業を例にする。
ソースコードの入手
mingwのパッケージをごっそり持ってくる。
git clone https://github.com/msys2/MINGW-packages.git
ソースコードの巻き戻し
作業用ブランチを作って作業するのが良いと思う。gitの履歴で適切なリビジョンを調べたうえで
git checkout -b lensfun-0.3.2-4
git reset --hard aa4975
みたいに。
ビルド依存関係のインストール
pacman -S mingw-w64-{x86_64,i668}-cmake
ビルド
管理者として実行したターミナル上で
cd /path/to//MINGW-packages/mingw-w64-lensfun/
makepkg-mingw
その前に、シンボリックリンクを使えるようにしておく必要があるかも知れない。記事末尾の参考資料を参照。
インストール
pacman -U mingw-w64-*--lensfun-0.3.2-4-any.pkg.tar.xz
ダウングレードしたパッケージが上書き更新されないようにする
/etc/pacman.conf
の IgnorePkg =
にパッケージ名を指定しておく。
参考
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当記事投稿後の2021年2月現在、mingw公式のlensfunパッケージは安定版へ巻き戻されている(のでlensfunについては当記事の作業は不要)。経緯はissue#7108]を参照。 ↩