【Linux】kubectlをバージョンアップする

概要

kubectlのバージョンはクラスターのマイナーバージョンとの差分が±1以内でなければならない。
そのためクラスターのバージョンを上げる際には、kubectlのバージョンが上記条件を満たしているか気にする必要がある。
本投稿ではkubectlのバージョンを1.24→1.25にアップデートしてみる。

なお、利用可能なバージョンの一覧は下記URLのtagにて確認できる。
https://github.com/kubernetes/kubernetes

環境

OS：Ubuntu 22.04.2 LTS
Kubernetes Cluster：v1.25.6

現在のバージョン確認

command

$ kubectl version --short
Flag --short has been deprecated, and will be removed in the future. The --short output will become the default.
Client Version: v1.24.10
Kustomize Version: v4.5.4
Server Version: v1.25.6

Client Versionがv1.24.10となっている。これを1.25.6に上げる。

バージョンアップ

1.kubectlダウンロード

command

$ curl -LO https://dl.k8s.io/release/v1.25.6/bin/linux/amd64/kubectl
※URLのv1.25.6の部分は適宜目的のバージョンに変える。

カレントディレクトリにkubectlがダウンロードできた。

command

$ ll kubectl
-rw-rw-r--  1 usr usr 45031424 Jul 11 06:51 kubectl

2.実行可能にする

command

$ chmod +x ./kubectl

実行権限がついた。

command

$ ll kubectl
-rwxrwxr-x  1 usr usr 45031424 Jul 11 06:51 kubectl*

3./usr/local/binに移動

command

$ sudo mv ./kubectl /usr/local/bin/kubectl

バージョンが上がっているか確認

command

$ kubectl version --short
Flag --short has been deprecated, and will be removed in the future. The --short output will become the default.
Client Version: v1.25.6
Kustomize Version: v4.5.7
Server Version: v1.25.6

Client Versionがv1.25.6に上がった。

最後にkubectl cluster-infoやkubectl get podコマンドなどでクラスターに接続できていることが確認できればOK。

参考