はじめに
帳票作成のために JasperReports を利用する機会があったため、その環境構築から簡単なPDFの作成までの手順を記録しておこうと思います。
本記事では、 Jaspersoft Studio を用いたレポートデザインの作成、および Java を使ったPDF生成までの基本的な流れを記載します。
JasperReportsを利用したPDF作成の導入的な内容となっておりますので、JasperReportsに初めて触れる方にとって、基本的な流れをつかむ手助けになれば幸いです。
また、JasperReports関連のツールについても簡単に紹介しておきます。
-
Jaspersoft Studio
- Jaspersoft Studioは、帳票デザインをGUIで作成できるツールです。さまざまなデータソースに対応しており、作成したフォーマット(.jrxml)は再利用やカスタマイズが容易です。
- 本記事では、Jaspersoft Studioを利用してレポートフォーマットを作成します。
-
JasperReports Library
- JasperReports Libraryは、完全にJavaで実装されたレポートエンジンです。このライブラリは Java のコードから直接利用できるため、アプリケーションに組み込んでレポート出力機能を簡単に追加できます。
- 本記事では、Jaspersoft Studioで作成したレポートフォーマット(.jrxml)にデータを埋め込み、PDFとして出力するために利用します。
参照:https://community.jaspersoft.com/download-jaspersoft/community-edition/
※調査の中でiReportを利用した方法も見つけましたが、現在はJaspersoft Studioの利用が推奨されているようです。
As of version 5.5.0, Jaspersoft Studio will be the official design client for JasperReports. iReport will remain as a supported product in maintenance-only mode until December 31, 2015, meaning we will continue to fix critical defects in upcoming releases but no new features will be added to the iReport client. Continue to maintain your existing reports with the new Jaspersoft Studio!
https://community.jaspersoft.com/knowledgebase/getting-started/getting-started-ireport-designer/
目次
- 環境準備 ※本記事
- PDFフォーマット作成(Jaspersoft Studio)※次回
- PDF生成(Java)※次々回
1. 環境準備
実行環境
- Windows11
Jaspersoft Studioのインストール
1. Jaspersoft Communityの登録を行う。
2. ダウンロードページからJaspersoft Studio community editionをダウンロードする。
※Windows版で実施。2025/3/10時点でバージョンは7.0.1
3. zipファイルがダウンロードされるので解凍する。
4. 解凍したフォルダ内に『Jaspersoft Studio.exe』というファイルがあるので、ダブルクリックしてJaspersoft Studioを起動する。
5. 1で登録したメールアドレスとパスワードでログインする。
6. 正常にログイン完了すると、以下のような初期画面となります。
IntelliJ IDEA Communityのインストール
以下を参考にインストール
【2024年版】IntelliJ IDEAのインストール方法(Windows & Mac対応)