はじめに#

　ページネーションとは、ECサイトの商品件数や掲示板のコメントなど件数が多い場合に、一気に表示させるのではなく、ページ遷移を行うことで数件〜数十件ずつ取得していく手法のことです。

　Laravelでは簡単にページネーションを実装することができます。

paginateメソッド#

　paginateメソッドを使うことで、１ページに表示したい件数を取得することができます。

・Eloquentを使用する場合

controller.php

 $products = Product::paginate(15);

・クエリビルダを使用する場合

controller.php

 $products = DB::table('products')->paginate(15);

これで１５件ずつデータを取得することができます。

viewファイルにリンクを記載#

　次に、viewファイルにリンクを記載します。

view.blade.php

@foreach($products as $product)
    <p>{{ $product->name }}</p>
@endforeach

{{ $products->links() }}

これでリンクが出来上がりました！

ページネーション用ファイルの設置#

　まずは下記のコマンド入力をしてください。

php artisan vendor:publish --tag=laravel-pagination

これで、resources/views/vendor/paginationディレクトリの中にページネーション用ファイルが作成されます。

Bootstrapの設定#

　Laravel8ではTailwindがデフォルトの設定になっているので、この時点ではデザインが崩れています。解消するには設定をBootstrapに変える必要があります。

app\Providers\AppServiceProvider.phpをこのように編集してください。

app\Providers\AppServiceProvider.php

<?php

namespace App\Providers;

use Illuminate\Support\ServiceProvider;
use Illuminate\Pagination\Paginator;

class AppServiceProvider extends ServiceProvider
{
    /**
     * Register any application services.
     *
     * @return void
     */
    public function register()
    {
        //
    }

    /**
     * Bootstrap any application services.
     *
     * @return void
     */
    public function boot()
    {
        Paginator::useBootstrap();
    }
}

Illuminate\Pagination\Paginatorをuseして、boot()の中身でPaginator::useBootstrap();とします。

これでBootstrapが適用されて綺麗に表示されるようになります！