はじめに#
最近よく「ネットで叩かれる」とか、「ネットで買い物した」といった言葉を耳にしますが、ネット(正確にはインターネット)とWebとは別物なので、この使い方は実は誤りです。まあ今となってはWebを指してネットと呼ぶことがあまりに一般化しているので諸説ありますが。
今回はそもそもインターネットとは何なのか、Webとの違いは?といった内容で書いていきます。
※誤り等ありましたらご指摘いただけますと幸いです。
インターネットとは#
インターネットとは、インターネット・プロトコル・スイートを使用し、複数のコンピュータネットワークを相互接続した、地球規模の情報通信網のことである。省略してネットとも呼ばれる。
↑(Wikipediaより引用)
つまりインターネットとは、世界中のコンピュータなどの情報機器を接続するネットワークそのもののことで、ものすごく大きな情報通信網になります。また、これらは共通の通信手段(プロトコル)でつながっています。
インターネットの起源は諸説あるっぽいですが、1967年、米国で研究が開始されたパケット通信のネットワークであるARPAnet (Advanced Research Projects Agency NETwork)というものだそうです。年齢にすると54歳ですから、人間の歴史からすると生まれて間もない赤ちゃんですね。
しかしインターネットはそこから急速に世界中で拡大し、今や我々の生活にはなくてはならないインフラの一つになっています。
Webとは#
Webとは、正確にはWWW(World Wide Web)ですが、下記のような意味で用いられます。
World Wide Web(ワールド・ワイド・ウェブ、略名:WWW)とは、インターネット上で提供されているハイパーテキストシステムである。Web、ウェブ、W3(ダブリュー スリー)[1]とも呼ばれる。
↑(Wikipediaより引用)
俗にいうWebとはインターネット上で用いられる情報(画像や文書など)を結びつけ、我々が情報を得られるようにしたもののことを言います。もう少し具体的に言うと、インターネット上でHTML文書を取得し、情報を得られるシステムのことです。
例えば、Qiitaや2chなど我々がよく言う「ネット」というのはWebのことを指していることが多いです。
まとめ#
インターネットとは、世界中のコンピュータが相互に通信して作られた情報網そのもの、Webがそのインターネット上で動いている情報提供システムのことでした。
よく似ている言葉と思われがちですが、このように考えると違いが分かってくるのではないでしょうか。