#はじめに#
CRUDというのはシステムのデータを操作するのに必要な主要機能のことです。
初めて聞いたよーという方や、あんまりよく分かってないよーという方に向けて、ざっくり概念を知っていただけるように書いていきたいと思います。
誤り等ありましたらご指摘いただきますと幸いです。
それでは参りましょう!
#CRUDとは#
CRUDとはデータを操作するのに必要な機能
・Create(生成)
・Read(読み取り)
・Update(更新)
・Delete(削除)
の頭文字を取ったものです。
データベースを用いたアプリケーションというのは大体この4つの機能で成り立っています。
##CREATE##
実際にSQLでどんな文を書くのか見てみましょう。
INSERT INTO products (id, name, price, stock) VALUES(1, 'りんご', 200, 10);
ここではデータの挿入が行われます。INSERT文を用いることでデータを挿入することが出来ます。
productsはテーブル名になります。
また、()の中にはカラム名が入ります。ここでは、id・name・price・stockという4つのカラムが存在しており、カンマ区切りで書かれています。
VALUES後の()には実際に挿入されるデータが入ります。また、先ほど記入したカラム名とカンマ区切りで対応しており、それぞれに対応した値が挿入されます。ここではidには1、nameにはりんご、priceには200、stockには10が入ります。
##READ##
SELECT * FROM products;
ここではデータの読み取りを行います。SELECT文でデータの取り出しが可能です。
*というのはデータを全て取ってくるよーという意味です。カラム名を指定することもできます。その場合は、指定したカラム名のデータのみ取ってきます。
FROMの後ろにはテーブル名が入ります。この場合だと、productsというテーブルから全てのデータを取ってきますので、id=1、name=りんご、price=200、stock=10というデータを取得することが出来ます。
取得されたデータは配列に格納され、カラム名はキー、値はバリューとした連想配列になります。
##UPDATE##
UPDATE products SET price=220 WHERE id=1;
ここではデータの更新が行われます。UPDATEの後には更新したいテーブル名を入れます。
SETの後に更新したい値とカラム名を=でつなぎます。今回はpriceを200から220に変更したいケースを想定しています。
WHERE以下では更新したい値の条件を指定できます。今回はidが1のデータを指定しています。これを指定しないと全てのデータのpriceが220に更新されてしまいますので注意してください!
##DELETE##
DELETE FROM products WHERE id=1;
ここではデータの削除が行われます。DELETE FROMの後にテーブル名を指定し、その後にさらに条件分を付け足します。今回はid=1のデータを削除します。先程同様、WHERE句を指定しないとデータが全て削除されてしまいますので要注意です!
##まとめ##
CRUDとは何か、そしてそれぞれの具体的な例についてみていきました。どんなアプリケーションでも基本はこの4つの機能から成り立っています。しっかり使いこなせるように学習していきましょう!