この記事の概要
@types (DefinitelyTyped) は TypeScript 用の型定義パッケージです。
DefinitelyTyped のリポジトリにはありとあらゆるライブラリの型定義が登録されています。
そのため、特定のライブラリだけの更新差分を見るのには苦労しがちでした。
しかし、NPM Diff を使ったら自分のやりたいことがさっと解決できたので、備忘録がてら記事にしました。
結論
まずは NPM Diff にアクセスします。
ページ下部にこのような領域があるので、目当ての内容を入力します。
例えば、React の型定義の差分を見たいとします。
この記事を書いている 2024 年 5 月 7 日現在の最新バージョンは18.3.1
なので、その 1 つ前の18.3.0
と比較してみましょう。
入力欄にそれぞれ@types/react
, 18.3.1
, 18.3.0
と入力し、Generate Diff
をクリックします。
すると以下のページに遷移します。
以下の 4 つのファイルが更新されたようです。
- README.md
- index.d.ts
- package.json
- ts5.0/index.d.ts
一覧できて便利ですね。
念の為スクリーンショットも載せておきます。
一覧ページだと、変更量が多いファイルはtoo-big
とだけ表示されて中身を見ることができません。
しかし、左側のナビゲーションから個別ファイルのページへ飛べば、ちゃんと確認できます。
最後に
通常のライブラリであれば、GitHub 上で releases
一覧から compare
機能を使ってすぐに確認できたのでそこまで苦労していませんでした。
ただ、@types
の場合はそれができず、毎回効率の悪い差分の確認の仕方をしていました。
今回外部のサイトを使うことで確認しやすくなりましたが、これが一番良い方法なのかはあまり自信がありません。
もし GitHub 上でも簡単に見られる方法などがあればコメントで教えていただけると幸いです。