FUJITSU アドベントカレンダー6日目の記事です
標準PCセットアップを自動化してみた。(自動化できたとは言っていない)
はじめに
2018年のCPU供給不足で待たされていた新標準PCがやっと配備されて、PC環境を移行しました。
n年後の再移行に備えたメモをまとめていたら、
「社内手順を抜きにして、開発用途のセットアップ作業内容(ほとんどOSS関連)はアドベントのネタになるんじゃね?」
と思い、アドベントカレンダーどころかQiita投稿したことないけど思い切って記事にしてみました。
出来たこと
- ソフトの自動インストール
- 開発用VMのセットアップ
出来なかったこと
- ソフト設定の移行自動化
用語の整理
-
標準PC
- 社給のPC。移行した結果メモリが8GBに減って開発者の人権を失ったけど、私は元気です。
- この話は社内設定した後の状態から始まります。
-
セットアップ、構築
- 「実作業で使える状態」にすること。ソフトインストール + 各種設定。
できたこと
使用ソフトの自動インストール
せっかくのきれいな環境なので、きちんとソフト管理をしようと思って
chocolateyを使ってみました。
chocolateyのインストールは以下2点だけ躓いたけど、それぞれ他のQiita記事のおかげで難なく完了。
- 実行ポリシー
Remote Signed
にする => Windows10にChocolateyをインストールする - Proxy設定する => 認証プロキシ環境下でのchocolateyインストール
後は簡単。chocolateyで入れれるか確認します。
choco search <入れたいソフト>
OSSであれば大体あるんではないでしょうか。
愛用していたフォントもすぐインストールできたのでふぉんと便利ですね。
ソフト名を列挙して choco install -y
でほっといたらインストールできました。
自分が入れたのはこんな感じです。
choco install -y hidemaru-editor teraterm filezilla msys2 nodejs python everything mattermost-desktop Cica vscode xming drawio
virtualbox vagrant terraform packer
開発VMのセットアップ
自分はVirtualboxでLinux VM立てて、そこ中心にPG作業してます。
- Vagrant + AnsibleでVMセットアップ
- エディタ(neovim)の設定はdotfilesで管理
- 必要なデータはCIFSマウントしたPSSSに配置
元々ある程度スクラップアンドビルドできるようにしていたので、困ることなく開発環境を再現できました。
ただ、コマンド履歴ないのが意外と困ったので、
履歴ファイル(fishを使っているので~/.local/share/fish/fish_history
)を旧PCから持ってきて履歴引き継ぎ完了。
できなかったこと
ソフト設定の移行自動化
ソフトは自動インストール出来たものの、そこから「移行前の状態」を再現するまでは手作業。
設定をエクスポート/インポートできるソフトはマシで、出来ないものは新旧PC並べて人力入力。
不自由した点を列挙していきます。
-
IME設定
- キーマップ: USキーボードを使っているため、"Alt + `"を知るまでは切り替えが面倒だった
- 辞書: 技検を技研とtypo。
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共有ファイルサーバのパス。早くBox普及しないかな。
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ブラウザ
- ブクマ: 元々仮想デスクトップと渡り歩くために定期的にエクスポートしていたが少し古かった => 普段見てるあのページどこだっけ?
- プラグイン: 仮想デスクトップと揃えるためプラグイン整えるの諦めた。でもViminiumなくなるのは痛い
-
Mattermost: いつもログインしているサーバどこだっけ? チャットからしばらく消えることに
終わりに
セットアップまでは出来ませんでしたが、chocolatey+αである程度楽に標準PC移行できました。
出来なかった点は、次の移行時に備えてちょっとずつ自動化してみたいと思います。
では皆さん、来年も良い年になりますよう。m(_ _)m