Teamsにメンバーを一括登録したい
社内でTeamsを使っていると数十人数百人を新規でチームに登録したいということが頻繁に起きます。
手動で追加は時間がかかり、とてもやってられないので一括登録する方法をまとめます。
Azure AD 管理センターを使う
Azure ADへのログイン
https://aad.portal.azure.com/
Azure Activity Directory 管理センター↑↑にアクセスします。
おそらく最初は組織のアカウントでのログインを求められます。
ログインしたら↓↓ トップ画面に移ります
グループを選択
”全てのサービス” > ”グループ” と選択します。
グループの一覧が表示されるので、対象のグループを選択します。
- 新しいグループを作成し、そこにメンバーを追加する際には Teamsから予めグループを作っておいた方が楽だと思います。
- Teams でグループを作成してからAzure AD に反映されるまで少しラグがあります。気長に待ちましょう。
グループの検索
組織内に多数のグループがある場合は検索で探すのが楽です。
ただし検索力が少し低いので検索する単語（グループ名に含まれている単語）を短くしたり、区切ったりして色々試してみて下さい。
グループのメンバー管理
グループを選択すると↓↓この様な画面になります。
”メンバー” を選択します。
- 青枠で囲んだ部分の情報は今回は関係ありませんが、Teams に対して色々とやっていく時に必要な情報になります。
メンバーの追加
メンバー画面で "一括操作" > "メンバーの追加" を選択します。
- ちなみにそのグループでの権限がないとメンバーを見ることまでは出来ますが、一括操作は出来ません。
一括インポートテンプレート
テンプレートファイル
CSV形式のテンプレートファイルをダウンロード出来ます。
"GroupImportMembersTemplate.csv" というファイルがダウンロードされます。
これは都度ダウンロードしなくても良いのですが、一応Versionがあるみたいなので、都度ダウンロードした方が無難だと思います。
テンプレート入力
Excelを使ってCSVファイルを開いて、必要な情報を入力します。
入力時の注意点は → メンバーの一括インポートに関する詳細情報 に記載されています。
シンプルに言うと
- 常に最新のVersion を使ってね
- 一行目二行目はそのままにしておいてね
- 三行目からメンバーのIDを入れてね
- 列は増やさないでね
- 三行目のサンプルは消してね
と言うだけです。
ここで入力するメンバーのIDは各組織のMS365にログインする時のIDになります。（恐らく多くの場合、メアドとは別のやつです）
テンプレートをアップロードする
テンプレートにメンバーを追加したら、保存して、アップロードします。
アップロードが完了したら、”ファイルが正常にアップロードされました” とメッセージが出てきます。
アップロードが確認できたら、”送信” します。
アップロードは追加するメンバーの数にもよりますが少しだけ待ちます。
ただ、その他の方法と比べても圧倒的に早いと思います。
成功 と表示されたら完了です。
- テンプレートの書き方が間違っているとアップロードの時にエラーとなります。
- 既に追加されているメンバーはスキップされます。（登録されたままです）
メンバーの削除
追加時とほとんど同じなので、細かいやり方は割愛します。
- 削除用のテンプレートをダウンロード
- 削除するメンバーをリストアップ
- アップロードして、反映する
その他のやり方
Teamsにメンバーを追加する方法は色々ありますが、色々と試した結果 Azure AD を使うのが一番楽 だと思います。
何れにせよ権限の問題などもありますので、その他の方法も試してみて下さい。
PowerShell を使う
正攻法（？）のやり方になります。
PowerShellは使い勝手が良いので、Teams関係のModuleは一度入れておくと良いと思います。
注意点としては繰り返しの登録の際に登録作業の間隔が短いとエラーが出ます（以前は出てました）登録終わったと思ったら登録されていないということが良く起きていました。（RPAで良くあるやつです）
対応策としては、数秒のDelay を入れて確実に登録できるようにした方が良いです。（100名を超えてくると数秒のDelayを含めて待ち時間が数十分になりますが、あとからバックチェックする手間を考えると確実に終わらせた方が吉です）
PowerAutomate を使う
Power Automate のTeams Connectorに”メンバーを追加”というものがあります。
どちらかというと都度都度単品で追加する為のアクションではありますが、For eachを使ってリストのIDを元に繰り返し作業で登録させることも出来ます。