#GCP認定資格試験 遠隔監視オンライン試験
Professional Cloud Architectの認定資格試験を受験するにあたり、試験会場まで行くの面倒だし、コロナ禍だしということで「遠隔監視オンライン試験」を利用してみました。
2022年1月5日現在以下の試験がオンライン受験できるようです。
- Cloud Digital Leader
- Associate Cloud Engineer
- Professional Cloud Architect
- Professional Cloud Developer
- Professional Collaboration Engineer
- Professional Data Engineer
##事前準備
認定資格公式サイトからGoogleアカウントとは別に試験に利用するKRYTERIONのアカウントを作成します。
受験の申し込みをしたら、Sentinelというアプリのインストールと顔写真の登録を済ませておきます。
##受験スペースの準備
受験に適した静かで明るい部屋を用意してください。
室内の環境チェックに使用する反射面(スマートフォンや鏡など)を用意します。
試験エリア内に他の人が入らないようにしてください。
試験エリア内には、パソコン以外の物を置かないでください。これには、紙や筆記用具、予備のデバイスなども含まれます。
外付けモニターをノートパソコンに接続している場合は取り外し、すべてのアプリケーションを閉じてください。
試験中の飲食、ヘッドフォン / イヤフォンの使用は禁止されています。
試験中は席を立たないでください。休憩をとったり、カメラの死角に移動したりすることはできません。
「パソコン以外の物を置かない」部屋なんて我が家には確保できないです!困った。
私が普段リモートワークに利用している部屋はこんな感じ。もちろん本やらPCやら周辺機器やら雑多なものが散らかっていてこんなに整然とはしていません。
デスクにはモニターアームも取り付けてますし、紙やら筆記用具やら予備のデバイスやらヘッドフォンやら禁止事項だらけです。片付けろったって無理な話です。
ふと見上げると部屋の真ん中を突っ切るかたちで部屋干し用のワイヤーが伸びていました。そこにテキトーな布を垂らして作業スペースと何も置いていないスペースを隔ててみました。
取調室のような試験場が完成しました!
気の利いたデスクなど持ってないのでアイロン台がパソコンデスクがわりです。
##試験当日
予約した時刻より10分前ぐらいから開始ボタンが押せるようになっていました。
開始するとまず(確か)顔認証が行われます。
「順番待ち。少々お待ちを。」のメッセージが表示され、結構待たされます。一人の試験官の方が複数人の受験生を担当されているのでしょうか。
しばらくするとチャットで「お待たせ。自動翻訳で好きな言語で対応するけど、どうする?」と。もちろん「ニホンゴでオネガイシマスー」。
なおチャットは文字だけです。お相手の顔は見えません。声も聞こえません。
「眼鏡はずして、顔見せて」「ハーイ」
「証明書見せて」「ハイ」(パスポート見せる。証明書と申請のときの名前が同じでないとダメなので申請はローマ字名にしましょうね。)
「字が読めるようにもっと近づけて」「ハイハイ」
「じゃ、お部屋見せて」「おう!待ってました」
ちゃんと読んでましたよ。スマートフォンで写せばいいんだよね。手元にスマホ用意してました。
室内の環境チェックに使用する反射面(スマートフォンや鏡など)を用意します。
(スマホで部屋を映しながらその画面をPCのカメラに向けるって…無理…)「ド…ドウスカ?」
「PCもちあげて360度回せる?PCのカメラで見せて。」(そうだよね、無理すぎる。)
天井やら床やらデスクの下やら全部見せます。
「スマホでPCに繋がってるケーブルの写真を撮ってみせて」「ハーイ」
そろそろ以上かな。
「もっぺん眼鏡はずして、眼鏡をよく見せて」「ハァ」(なるほどスマートグラスとか盗撮とかそんな悪いやついるのかな。)
「じゃ、パスポートとスマホをどっかにやって。」「ハイー」
「もっぺんどこにやったか見せて」「ハ、ハイー」部屋の仕切り布の向こうに放り込みます。
「ありがとね。じゃ、がんばってね。質問ある?」「ナイッス。ガンバリマスー」
ここまで15分ぐらい?すでにぐったりです。
(…試験…)
提出。ポチ。
合格。(味気ない文字で)
##で、遠隔監視試験がおすすめかどうか
受験会場が近くて、日程が合って、コロナの流行具合がおさまってれば…会場受験の方が何かと楽かも。
受験会場が遠かったり、早朝とか夜間の受験を希望される方で、お部屋がきれいな方はオンライン有りですね。