この記事は「エンジニア転職活動ハックをシェアしよう! by キャリアデザインセンター「Direct type」 Advent Calendar 2022」の12/14日分の記事になります
転職に関してということで、3年前に転職をしたときのことを、そろそろ時効だろうということで書いてみたいと思います。
転職に至った背景
正直言って、給料面や評価面で不当な扱いを受けているとかそういう話はありませんでした。むしろ過分な評価を頂いていたとすら感じます。
一方で、それであるがゆえにプレッシャーもあり、更に担当しているプロダクトの対象領域というか業界的に、将来的に見て衰退していくような不安がありました。
会社としてみたときに、プロダクトは複数あったためにずっとそのプロダクトをするという訳では無いのでしょうけれど、自分の立ち位置的には離れることは難しい。
更にいうと、そのプロダクトに対しての情熱を注ぐということが環境含めて様々な理由で難しくなってきてしまったということが主な理由です
漠然と、別のサービスやプロダクトを自社で展開している会社を思い描いて転職活動を開始しました
粉々になる自信
それまで、一つの会社に20年近くいたために、社内の事情や人間関係にも精通。会社の中で物事を回すことに関しては問題なかっただけに、採用面接で話をしたり落とされたりするたびに、それまで築いてきた自信は崩れていきます。
年齢的にも40代ということもあり、書類時点で落とされることもザラでした。
当たり前の話ですが、面談に出てくる人はそれなりの知見を持った人ですし、自社サービス・プロダクトを展開している会社の場合20代~30代の優秀な方々の質問にさらされます。
結局、自分の実力では拾ってもらえないのではないか
仮に採用試験をパスしたとしても、すぐに見限られてしまうのではないか
伸びしろを考えると、どう考えても若い人を雇ったほうがいいのではないか
色々と考えてしまい、書類選考の結果すら恐怖になってきます。
挙句の果てに、面接を受けに行った相手の会社の取締役の方に、現職にとどまったほうが良いのではないか?というアドバイスまで受ける始末です。
前提を見直すとともに諦めない
IT業界。エンジニアとしてみたときに、決して一般的目線で見て輝かしい実績を持っているわけではない状態で、自分ではまだ若いと思っていモテ年齢的にも40代はすでに難しい条件。
普通に考えれば所帯持ちで転職するべきではないのかもしれない。
ただ、今の場所に居続けたいのか?そして、転職先にこだわっていられるのか?に関して見直すべきなのかもしれないと考えました。
要するに、何を優先させるのか?ということですね。
転職することを目的にするべきではなく、転職で何を実現するのか?
こういう言葉はよくある話だと思いますし、間違いとは思いません。
ただ、「何を実現するのか?」が"環境を変える"であったり、ひいては"転職"であることもあながち間違いとも思いません。
あまりにも書類選考や面接で落ちていたために精神的に厳しい時期もありましたが、転職活動を1年以上に渡って続けることになりました
出会いは突然に偶然に
転職サービスは非常に多いです。
私はいくつかのサービスにも登録していましたが、基本的にはエージェントを主体に動いていましたため、それほど転職サービスへは力を入れていませんでした。
結果的には、登録していた転職サービスからのダイレクトリクルーティングを使ってのカジュアル面談からトントン拍子に話が進んでいき、転職に至りました。
本当、何がおきるかわかりません
私の転職が成功だったのか?失敗だったのか?は難しいところだと考えています。
給料や福利厚生などは前職は非常に充実していたために現職のほうが劣ります。
一方で、前職ではグループ会社間での社内政治や、担当プロダクトに対するわだかまりなどがあったので、そういったストレスで考えるのであれば現職に軍配が上がります。
何が成功か、失敗かというのは結局のところ、自分で成功にしていくしか無いと思うので、頑張っていくしかありません。
私は年齢が行ってからの初転職ということでとても大変だったと感じています。
ただ、その中でもダメ元で登録したサービスから決める事ができたという非常に運のいい経験をさせてもらいました。
諦めず、取れる手段は取れるだけ取る。
一つのやり方にこだわらずに、見直しをかけて回していく。
転職活動も、常にアジャイルにまわしていかないといけませんね。