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OneChipBook-12-AでMSX2版Wizardryを動かすまで

Last updated at Posted at 2025-03-31

はじめに

MSX2版のWizardryを前に購入したんだけど、パナソニックのMSX2を使うのに、ケーブル繋げたりと準備が面倒だなぁと思ってたら、MSXBOOKなるものがあることを知る。
で、在庫が復活した連絡がきたが、OneChipBook-12-Aって名前になっていて、どうやらMSXのライセンスしてあげるよって話があったらしいけど蹴って名前を変えた様子。(詳細は調べるとわかります)

で、とりあえずWizardryやりたいのでTindieでポチったので、起動できるまでのメモを残すことに。

ちなみに、FPGAを扱うのは今回が初めて。

OneChipBook -12-Aについて

OneChipBook -12-AはFPGAで作られたデバイス。
FPGAがそもそもよくわかってないので調べてみると、WikiPediaに以下のように説明があった

FPGA(英: field-programmable gate array)は、製造後に購入者や設計者が構成を設定できる集積回路であり、広義にはPLD(プログラマブルロジックデバイス)の一種である。現場でプログラム可能なゲートアレイであることから、このように呼ばれている。

プログラムを書き込めるデバイスって感じなのかな?

!!重要!!OneChipBook -12-Aの注意点

元々MAXBOOKって名前だったので、MSXのファームウェアを利用するもの。
名前が変わる前はKdLのファームウェアが動く的なことが書かれていた。
KdL氏が公開しているOCM-PLDが動くようだが、KdL氏からはサポートしないよと宣言されている。

理由としては以下のツイートを見るとわかる。

MSXBOOKを使う環境にないし、1stGenのハードウェアで、1stGenは廃止予定 ということっぽい。

こういったこともあるので、 OneChipBook -12-Aを購入される方は注意したほうが良い。

必要なもの

OneChipBookの公式サイトからProgrammerやドライバをダウンロードできますが、Windows11の場合は使わないほうが楽にできます。

Quartus® Prime 開発ソフトウェア・スタンダードのインストール

これはインストーラを起動して、デフォルトのまま進めていけばOKです。
ただ、インストールに時間が結構かかるので注意
※必要なものがわかっている方は厳選してインストールするとよいと思います。

USB Blasterのドライバ

インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェア・スタンダードをインストールしたのちにUSB BlasterをPCに接続。
デバイスマネージャーを起動すると、ほかのデバイス のところに USB Blaster が表示されているので、右クリックでドライバーの更新を選択。
コンピューターを参照してドライバーを検索 をクリックして、以下のパスを選択。
C:\intelFPGA_standard\24.1std\quartus\drivers\usb-blaster
サブフォルダーも検索する にチェックをして、次へ行って、USB Blasterを選択して進めばOK

ファームウェアの書き込み

2025/04/02追記
Quartus II 13.1 Programmerを使う場合は管理者権限で起動してください。管理者権限でない場合、エラーが出て書き込みできない場合があります。

2025/04/04追記
Youtubeでも紹介と実際にファームウェアを書き込んでいるところを公開しました。
https://youtu.be/vrnCwDTWyec?si=bp_DhZry-Ff7Dljz

まず、Programmerを起動します。
※スタートメニューをWindows10化しているのでややこしいですが、Windows11です
image.png

USB BlasterをPCに接続します。
OneChipBookにも接続し、OneChipBookを起動します。
画面は画像のようにNo Signalが出ている状態になります。
IMG_20250401_004008.jpg

画面の左上のところに No Hardware とでているので、Hardware Setop のボタンを押します。

image.png

Hardware Setupダイアログが表示されたら、USB Blasterを選んで Closeボタンをクリックします。
image.png

No Hardware だったところが USB-Blusterに変わっていることを確認します。
次に、Modeから Active Serial Programing を選択します。
image.png

左メニューの Add File... をクリックしてファームウェアを選択します。
私は 20221127 OCM-PLD Pack v3.9.1 by KdL\ocm-pld v3.9.1\firmware\1chipmsx_jp_layout\single_epbios_msx2plus_yen にあるファイルを選びました。

image.png

画面が更新されるので、上のビューのProgram/ConfigureとVerifyにチェックを入れます。
image.png

左メニューの Start をクリックして書き込みを開始します。
スクリーンショットのように左上のプログラムバーが動き出し、ファームウェアの書き込みが始まります。
image.png

100% Successful になれば書き込みが完了です。
image.png

USB BlasterをOneChipBookから外すと。MSXが起動します。
MSXのロゴが表示されたのちに、MSX BASICが起動します。
カートリッジを刺していれば、カートリッジのプログラムが起動します。
IMG_20250401_004422.jpg

最後に

思っていたよりも簡単にできたな、という印象です。
とはいえ、デバイスマネージャーを使ったり、エラー出ても気にせず進めたりしないといけないので、ある程度こういったことに慣れた人が触るものだと思いました。

これでMSX版のWizardryができるのでよかった!
MSX-BASICも久しぶりに触ってみたいかも?

Youtubeにも動画にして公開しようかと思います。

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