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Raspberry Pi Picoに電力を供給する最小の手段

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解説

Raspberry Pi PicoはmicroUSBポートからだけでなく、VSYSピンからも電力を供給できる仕様がある。

そこでリチウムコイン電池CR2025をひとつ用意し、+極がVSYS(39ピン)に、-極が隣のGND(38ピン)に当たるように挟んでみたら起動した。

他の方法

モバイルバッテリー(microUSBポートに挿す)

まず小さくてもトランプ1枚ほどの大きさがありPicoよりもでかすぎるうえ、供給先として想定されていないためか1分ほどで供給が止まってしまいうまくいかない。

電池をケースに入れてジャンパー線でVSYSにつなぐ

USBポートを用いないアプローチでは最もオーソドックスなやり方で、手間を惜しまずサイズも妥協するのであれば悪くはない。ただ普通のラズパイではなくラズパイピコを採用している時点で「めっちゃコンパクトにしたいなあ」と思っていることは多いだろうから、今回の最小手段も魅力的ではないだろうか。

アルカリボタン電池

確かにリチウムコイン電池よりさらに直径が小さい傾向にあるが、1個で1.5Vしかないため「VSYSは1.8~5.5Vを流すと起動する」という公式に要求されている電圧に微妙に足りない。(なおリチウムコイン電池なら1個あたり3Vなので十分)

2個挟むのはサイズ的に本末転倒だし、リチウムの方が小さい電力をじっくり供給するのに向いている気がするし実際起動したのでとりあえずそっちでいいのでは。

他の型番のリチウムコイン電池

今回はCR2025を使用したが、他のでもいけるかもしれない。

CRxxyyのxxは直径、yyは幅を表し、ピンヘッダは2.54mmピッチなので一番近いyy=25であることはほぼ必須。xxの値はなんでもいけそうだが100均で一番よく売ってたのがCR2025だった。あまり直径が小さくても抜き差しが難しいので一番よく売ってるのがそのままベストだったパターンかもしれない。

備考

何度も抜き差ししているうちに挟んだピンがたわんでいき電池がすり抜けて落ちてしまう可能性がありそう。そうなったら追記する。

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