0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

シンプル AutoReply Discord ボット

Last updated at Posted at 2022-09-29

目的

Discord にシンプルボットを作成方法を説明します。
今回のメイン機能は、Discordサーバーに決めたワードの投稿・コメントがあれば、その投稿に決めた文字列で返信をすること。

                                            
zpic00.PNG
サーバーメンバーがローマ字の「pien」をコメントしたら、同じくボットが「pien 🥺」(+絵文字付き)で返す。

ボットのソースコードは、node.js とDiscord API で書かれています。
ボットのホストは、自分のPC(私の場合は、MACBookのターミナル)となりますので、ターミナルや PC がシャットダウンされたらボットがオフライン状態となります。
(もちろん24/7 Standbyにする方法はいくつかあります!後ほど説明します。)

Discord 側のボット設定

  1. ログインした状態で以下のURLより新規アプリを作成。
    https://discord.com/developers/applications

  2. New Application ボタンをクリック。
    zpic1.PNG
    Applicationに名前を付ける。
    zpic2.PNG

  3. Application ができたら、ボットの立ち上げができます。
    Bot タブより、Add Bot ボタンをクリック。
    zpic3.PNG
    ボットの追加を確認。
    zpic4.PNG

  4. ボットに名前を付ける。
    新規ボットに、Token という文字列が表示されます。Copyボタンでコピーして保存します。
    (注意)このTokenは、Gitレポジトリなどに公開しないように注意しましょう。
    間違って公開さればDiscord側より無効化にされる場合があります。
    zpic5e.png
    少し下の方に、以下のボタンをチェックを付けます。
    「Presence」「Server Members」「Message Content」3つの Intent 有効化のオプションがあります。
    ボットの機能や使い方によって、どちらをチェック必要か変わりますが、
    メッセージの AutoReply の場合は Presence と Message Content だけで結構です。
    intents.PNG

  5. 権限を与える。
    OAuth2タブより、URL Generator タブに移動。
    Scopeの枠の Bot にチェックを付ける。
    zpic6.PNG
    すると、ボットにだいたいの必要な権限が下部分の枠に表示されます。
    この中に与えたい権限を選びましょう。
    zpic6b.PNG
    ボット機能によって必要な権限が変わりますが、AutoReplyの場合は Message権限の辺りで充分。
    ※与える権限を迷ったら、Administrator権限を与えると楽なんですが、行き先サーバーにAdministrator権限持っていないと招待できないし、ボットの間違いでサーバーを壊す危険性もあるし、気を付けてください。
    zpic6c.PNG
    生成されたURLをコピーして、ブラウザーよりアクセスします。

  6. ボットをサーバーへ招待。
    この段階では、ボットには何も機能が入らず、ただの空ボットです。
    念のため、メンバーがたくさん入っているサーバーなどへ招待するをお控えください。
    自分のみが入っているテストダミーサーバーがおすすめです。
    zpic7.PNG

ボットの Code & Hosting

ボットは、オンライン状態で立ち上がっている限り動きます。
任意のコードエディタを使用してローカルコンピュータで開発できます。
Repl.it (https://repl.it) などのWebブラウザで使用できるオンラインIDEを利用してもできます。
ローカルで実行する場合、node.jsとDiscord API が必ずインストールされることを確認する。

npm init
npm i discord.js

以下のソースコードをindex.jsにコピペしましょう。
このコードで、AutoReplyの機能のみ入っています。

const { token } = require('./config.json');
const { Client, GatewayIntentBits } = require('discord.js');

const client = new Client({ intents: [
    GatewayIntentBits.Guilds,
    GatewayIntentBits.GuildMessages,
    GatewayIntentBits.GuildVoiceStates,
    GatewayIntentBits.MessageContent
] });

client.once('ready', () => onClientReady());

// Standby, status-related function
function onClientReady() {
    // Bot online log
    console.log("Pienmaru is ready!");

    // Listen to Messages in the channel
    client.on('messageCreate', (message) => onMessageReceived(message));
}

// Message-handling function
function onMessageReceived(msg) {
    // Triggered if a message contains ONLY "pien", and reply them
    if (msg.content === "pien") {
        msg.reply("pien 🥺");
    }
})

client.login(token)

******************* UPDATE *****************
discord.js v.14 にて、intents の呼び出しに更新があります。2022/09 時点では以下のソースコードだと動いてると確認しました。

const { token } = require('./config.json');
const { Client, GatewayIntentBits } = require('discord.js');

const client = new Client({ intents: [
    GatewayIntentBits.Guilds, 
    GatewayIntentBits.GuildMessages,
    GatewayIntentBits.MessageContent
] });

client.once('ready', () => onClientReady());
function onClientReady() {
    console.log("Pienmaru is ready!");
    client.on('messageCreate', (message) => onMessageReceived(message));
}

function onMessageReceived(message) {
    if (message.content.toLowerCase() === "pien") {
        message.reply("pien 🥺");
    }
}

client.login(token);

上記のステップでボットを作成したときに、コピーしたトークンを .envファイル などの環境変数の宣言に使用されます。
私の場合は、config.json 使います。
フォルダ内に新規ファイルのconfig.jsonを作成、以下の内容を入れます。

{
    "token": [paste token here]
}

Repl.itであれば、作成したほとんどのファイルは誰にでも表示されますが、.envファイルは自分だけに表示されます。 public replでも、自分以外には .envファイルの中身を表示できません。

ローカルで実行する場合、node index.js  などで実行したら、ボットがオンライン状態になります。オンラインIDEを利用する場合、ブラウザーのタブが開いている限りボットがオンライン状態になります。

                   Pienmaru 営業中!                    
zpic8.PNG

アイディア参考

暇つぶしとして、自分のボットをたまたま機能をアップグレードしています。

                  現在の機能一覧:                          
■ AutoReply+ (指定されたメッセージ内容を、言葉リスト一覧からランダムで選んで返信する)
zpic9a.PNG
■ AutoReact (指定されたメッセージ内容に、指定されたリアクションをつける)
zpic9b.PNG
■ Math.jsを入れて、計算コマンド (/pn calc [・・・]) で電卓としても使える(ぴえん顔で計算して返信するのは個人的にかわいいと思います(´▽`*)♡)
zpic9.PNG
           基本ソースコード(勉強用):             
https://github.com/annKurihara/pienmaru-basic-kit
       現行のぴえん丸(スラッシュコマンド対応):       
https://github.com/annKurihara/pienmaru-kai
0
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?