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Microsoft Power Platform(PL-900)に一発合格するための勉強方法

Last updated at Posted at 2022-12-28

先日、無事にPL-900の試験に合格しましたので、忘れないうちに備忘録兼ねて勉強方法をまとめておきます。
下記内容は2022年12月末現在の情報です。
今後試験内容が改訂されることもありますので、その点ご了承ください。

試験範囲

  • Power Platformのビジネス価値についての説明 20~25%
  • Power Platformのコアコンポーネントの特定 10~15%
  • Power BIの機能の検証 20~25%
  • Power Appの機能の検証 25~30%
  • Power Automateの機能の検証 10~15%
  • Power Virtual Agentsの機能の検証 1~5%

試験形式

  • 問題数 : 36問
  • 時間 : 45分
  • 合格点 : 700/1000点
    ※試験申し込み時のメール案内では65分とアナウンスされますが、実際の試験時間は45分です。

回答形式

  • 選択問題(はい/いいえ)※1問の中で複数問題あり
  • 複数選択問題(コンボボックス型/ラジオボタン型)
  • ドラッグアンドドロップ問題
    一問一答形式での出題は非常に少なく、ケーススタディ形式の問題が多めです。

受験時のスペック

20年以上アプリケーション開発のSIerをやってます。(インフラ知識、アプリ開発手法、DB知識などはそこそこな人です)
10月からAzureに関して勉強始めたばかりですが、AZ-900とDP-900は取得済みの状態です。
以前投稿したAZ-900、DP-900の合格体験についてはこちらを参照ください。

受験までにやるべきこと

合格のためにやるべきことは下記1~4、少し投資してもいいという方は5もおススメします。(というか、5もやったほうがいい)
1. Virtual Training Daysの受講
Azureの他のFunadamentalの試験と同様に、Fundamentals: Power Platformの基礎 - 【PL-900無料試験特典付き】を受講して概要と試験範囲を抑え、無料のバウチャーチケットを入手しましょう。
ウェビナーはこちらのURL から申し込めます。
ただし、この話を座学で聞いても正直ピンと来ないのではないかと思いますので、あくまで無料チケットをゲットする手段と考えてください。

2. Microsoft Learnのラーニングパスで勉強
試験範囲に対応した ラーニングパスをじっくり読んでください。ラーニングパスで不足している内容は、モジュールで補うようにしましょう。
しかし、このトレーニングを終えてもおそらくPower Apps、Power Automate、Power BIの使い方がなんとなく理解できたかなという状態だと思いますので、この先は実際に自分でアプリを動かして勉強していきます。

3. ハンズオンで学習し、アプリを作ってみる
私の場合は、会社でPower Platformの研修環境が用意されてましたので、そこに研修環境を作って勉強しました。
利用したサイトはMSが提供しているセルフラーニングのサイトで、「App in a Day」というものです。

この動画を見ながらゆっくりPower Apps、Power Automate、Dataverseの作成方法について研究しました。
自分で作ってみると使い方も覚えられますし、オペレーションもわかるので、ケーススタディの試験対策としても非常に有効です。

またPower BIに関しては、こちらのサイトを利用して、自分でレポートを作成し使い方を勉強しました。

4. 試験対策On Demand講座の問題を解く
MSのサイトから「PL-900 : Microsoft Power Platform Fundamentals 試験対策」を ダウンロードして、何度も視聴しながら問題を解きました。
実際の試験でも同じ問題が複数出てきますので、こちらのサイトの学習を怠ると痛い目にあいます。

5. 過去問を解く(有料)
過去の試験対策と同様にUdemyのサイトで、「PL-900(Microsoft Power Platform基礎)模擬問題集」を買いました。
「この問題集をやれば必ず合格できる内容となっております。問題内容も実際に出題された問題を忠実に再現しております。」という謳い文句でした、実際にはおなじ問題も5~6割程度出題されていましたので、私の感覚的にはこちらもやっておいたほうがいいなという感想です。

まとめ

試験は上記で少し触れましたが、一問一答で簡単に答えられる問題は少なく、ケーススタディの問題から答えを考える問題がほとんどです。そのため、問題文が非常に長いので初見だとかなり戸惑うと思います。なので、Udemyの問題を解いて初めから慣れておくのは非常に重要だと考えております。(同じ問題が出てきたらラッキーですし)

また、試験の内容的にも聞かれることはほぼ一緒だと思うので、抑えるべきところを少し上げておきたいと思います。

  • Power Apps
    キャンバスアプリとモデル駆動型の共通点と相違点
    Dataverseとの関連やアクション、トリガーなど

  • Power Automate
    Dataverseから新しいテーブルを作成しメンテナンスする方法
    フローの作成方法
    Power Appsから呼び出されたときにどう紐づくか

  • Power BI
    Power BI DesktopとPower BI Serviceの共通点と相違点
    BI Serviceの中のレポートとダッシュボードの違い

少し長くなってしまいましたが、これから受験予定の方のお役にたてると幸いです。
スキルアップ目指して頑張りましょう!

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