#1.はじめに
令和2年(2020年)の10月にデータベーススペシャリストの試験に合格しました。
1回目の受験で合格しました。参考書、講座などは使わずに、ダウンロードした過去問と無料のサイトのみで勉強しました。
ここでは、私の勉強法などについて紹介します。これから、データベーススペシャリストを受験される方の一助になれば幸いです。
#2.データベーススペシャリストを受験した動機
会社で昇進する為の点数の中に、国家資格の取得があり、その中に難関資格に分類されているデータベーススペシャリストがありました。業務的には、データベースを専門にしている訳ではなかったのですが、情報処理資格の中でも比較的、取りやすいとの記載があった点と、11月に思い立ったので、次の春にある試験の中から選択する事にしたら、データベーススペシャリストにしました。実際には、令和2年4月の試験はコロナ禍で延期され10月になりました。
#3.勉強方法
私の場合、応用情報技術者試験に合格していたのですが、合格から3年が経過しており、午前Ⅰの免除は受けられませんでした。午前Ⅰも含めてフルで受験しました。
##3-1.午前Ⅰ対策
午前Iの問題は、応用情報技術者試験の午前の問題と共通で出題されます。その為、応用情報技術者試験の午前の過去問を反復勉強しました。応用情報技術者試験ドットコムのサイトがあります。過去12年分の過去問題、答え、解説がまとめられており、スマホからアクセスすると反復して練習する事ができます。無料で利用できます。12年×2(春秋)=24回は、少し多すぎるので過去5年分×2=10回分を片道30分の通勤電車の中で解いていました。会社のある平日のみです。
最初の2,3回はぜんぜん分からなくて、くじけそうになり、1日10問ぐらいしか進みませんでしたが、5,6回目になると答えを覚えてきて、1日40問ぐらい解けるようになりました。
試験には、過去問が多く出るので、答えを覚えるぐらいがちょうどいいです。
##3-2.午前Ⅱ対策
午前Ⅱの問題は、データベーススペシャリストドットコムのサイトを使って、過去10年分の午前Ⅱの過去問を反復して勉強しました。こちらも無料で利用できます。これを通勤電車の中でスマホからサイトにアクセスして、過去問を解いていました。朝の通勤の30分で午前Ⅰを40問、夕方帰りの通勤30分で午後Ⅱを25問解くのを日課にします。
##3-3.午後Ⅰ対策
午後Ⅰは、3問の中から2問を選択して回答する形式ですが、問題の傾向は、似通っています。問1,2はER図やSQLの問題で、問3はテーブル設計の問題の傾向がありました。私の場合、問1,問2を選択すると前提して、過去問を反復して解く練習をしました。過去問は試験管轄元のIPA(情報処理推進機構)のページからPDFでダウンロードできます。過去5年分を平日に1日1問を毎日、ノートに答えを書いて解いていました。2日で2問で1年分、平日5日間なので2週間で5年分が練習できる計算になります。1問解くのに最初は30分悩んでも解けなかったですが、3,4回やって慣れてきて答えを覚えてくれば、15分ぐらいで解けるようになります。平日の就寝前や、時間があれば朝の出勤前に日課としてノートに向かうようにします。
##3-4.午後Ⅱ対策
午後Ⅱは、2問から1問を選択して回答する形式です。こちらも問題の傾向は、毎年、似ており。私は、最初からER図の作成が中心の問2と決めて、問2の練習のみしていました。こちらも、過去5年間の過去問題をノートに回答を書いて、反復して練習しました。土日の休日に、1日1問と決めて取り掛かっていました。2.5週間で5年分の練習になります。午後Ⅱは、問題文も長いので解くのに時間が掛かります。最初は1問を解くのに2,3時間掛かってて、ほとんどわからなかったですが、3,4回解けば、慣れてきて1時間ぐらいで解けるようになります。
##3-5.勉強期間
11月にデータベーススペシャリストの受験を思い立って、いろいろと調べたりして、勉強を始めたのは12月からでした。12-3月までの4ヶ月間勉強していたのですが、4/7に春試験の中止が発表され、勉強も中断しました。その後、6/30に10月に試験を実施する事が発表されました。そして、7月から慌てて勉強を再開して、10月までの3ヶ月間、トータル7ヶ月勉強しました。途中に中断があったので思い出しも含んでいます。
#4.試験当日
私の受験した会場は、大学の教室で、20名程度が受験していました。受験者は20-50才台ぐらいで、30才代の方が多い印象を受けました。私は45才と受験者の中では、高齢の部類に属するのかもしれません。試験中は、鉛筆の音が方々からして、みんなスラスラ解けてるように感じて、気負ってしまいました。でも後から考えたら、合格率が15%程度だったので、実際に合格したのはその中で、私を含め3名でした。みんなスラスラとは解けずに、間違ったり分からなかくて、合格できていないのです。十分に準備をして、試験に挑めば、自信を持って、周りに気負う必要はなかったのです。
#5.最後に
上記のように私の場合、過去問を反復して解く事以外の勉強はしておりません。出題される問題は難しく、過去問を解くのに最初の1-2回は苦労します。しかし、ここを乗り切れば3,4回目には、答えを覚えてきて、時間も早くなり、やり易くなります。5,6回目以降は、作業になってきて、楽になります。そこで、出題傾向や関係する語句や意味なども気になり始めて、調べて知識の幅を広がる余裕が出てきます。
勉強は、平日は通勤電車の往復で1時間、夜に0.5-1時間、休日は午後Ⅱ用に1-2時間を確保して日常化させ継続させられた事が勝因に繋がったと思います。
データベーススペシャリストの勉強には、データベーススペシャリストドットコム、
応用情報技術者試験ドットコムに大変お世話になりました。
毎日のようにサイトを開いて勉強していました。このようなサイトを無料で開設して頂いた運営会社、管理者の方に心より感謝いたします。
最後に、これから受験される皆さんの幸運をお祈りします。