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ArchWSLの構築

Last updated at Posted at 2020-01-24

- ArchWSLの使い方及びインストール方法です。
- 現在(2021-03-22)の時点ではOutdateしていません

はじめに

Insider Previewを使っていること前提です。
Windows InsiderのDevリングで運用すると3ヶ月に一回OSが壊れるのでSlowにしたほうがいいですよ。まじで。(←最近はDevリングも安定してきました)
でもスリルと新機能がたまんねぇよな!

ドキュメント

オフィシャルドキュメンテーション

公式のドキュメンテーションです。
分からないことがあったら、下記のどちらかに飛んで、検索機能を使うといいと思います。

最初に知っておきたいこと

Shellとは

Shellでシェルと読みます。
ターミナルなどからの入力をコンパイルして、 OSに命令をする役割に当たります。
また、OSからの出力も受信します。

Terminalとは

Terminalでターミナルと読みます。
これはシェルにアクセスするためのものです。
ユーザーからの入力をシェルに入力したり、シェルからの出力を表示したりします。

WSLとは

Windows Subsystem For Linux 略してWSL(ダブリュー エス エル)です。
WSLで勘違いしやすいのが、あくまでもWSLはWindows上でLinuxを動かす機能だということです。
OSのことを指しているのではありません。

WSL1

WSL1(WSLと呼ばれていた) はLinuxカーネルをエミュレート、つまりLinuxカーネルのふりをしてOSを動かします。
そのためパフォーマンスが悪かったり、使えないシステムコールがあります。
まあ、Linuxのふりをするのにも限度があったわけですね。

WSL2

そこで誕生したのが WSL2 です。
これでLinuxカーネルをWindows上で動かせるようになりました。
パフォーマンスが劇的に向上しています。

下準備

まずWSLのインストール

PowerShellを管理者権限で開き
Win+R ; powershell or pwsh

PowerShell-AsAdmin
Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName Microsoft-Hyper-V -All
Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName Microsoft-Windows-Subsystem-Linux
dism.exe /online /enable-feature /featurename:Microsoft-Windows-Subsystem-Linux /all /norestart
dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart
## Press keyboard "N" key at all times

再起動をしたら

cmd
wsl.exe --set-default-version 2 # デフォルトでWSL2をインストールするようにする
カーネルを更新

wsl_update_x64.msiをインストール
また、設定のアップデートにカーネルの更新がないかも確認してください。
もし更新が可能なら更新をしてください。

Wingetのインストール

github.com/microsoft/winget-cli/releases から.appxbundleをダウンロードして開き、インストール。または再インストール。

Terminal

add-to-winget-setting
{
    "$schema": "https://aka.ms/winget-settings.schema.json",

    // For documentation on these settings, see: https://aka.ms/winget-settings
    "source": {
      "autoUpdateIntervalInMinutes": 1
    },
    "experimentalFeatures": {
        "experimentalMSStore": true,
        "experimentalCmd": true,
        "experimentalArg": true,
        "list": true,
        "upgrade": true
    }
}
install
# Winget Config
winget settings

# Winget Install
## Windows Terminal Preview
winget install Microsoft.WindowsTerminalPreview -s msstore
## PowerShell-Preview
winget install powershell-preview
## Alacritty (Stale)
### Wingetのマニフェストが少し古いです
winget install alacritty

これらは推奨ではありません。。必須なんだよなぁ。。なので入れます
Preview版のほうが新しいって感じでいいですよね?胸が躍リマスね!

  • RegistoryのLxssを使ってる系(Win-Terとか)は不具合を起こすことがあります。そのときは再起動をします。
    大抵は治るのですが、治らなかった場合はWindowsUpdとかのきっかけで治る場合もあります。早まってクリーンインストール繰り返してWindows構築何回もしたくないですよね^^

Alacrittyのせっていのれい

フォント

木漏れ日フォント+Firacode+Nerd をみっくすして使っています。。。みっくす、、えろいえっち
fontex
みっくす方法、リリースはここ!
https://git.io/ecchi

インストール

ArchWSLorArchWSL2から、Arch(2).zipをDL
ArchWSLと2の違いはSystemd関連です。
どっち??ってなったらArchWSLを試してみましょう。こっち使わないと2の恩恵がわからないしね!

まずzipの中身を見るとわかるのですが
image.png

このようにArch.exerootfs.tar.gzが入っています。

  • Arch.exeはリネームすればWSLに登録するディストリ名を変えられます。(Arch.exeランチャーのソース)
  • rootfs.tar.gzはリネームしたらいけない。(詳しくはソース)

ソースのmainより
https://github.com/yuk7/wsldl/blob/6e191a1876a4cdec8d47467b5f6baa2c78680a7b/main.c#L62
install.tar , install.tar.gz
rootfs.tar , rootfs.tar.gz
これらがインストールするソースボールの名前に使えます。
Gentooなどは.txzなのでTarに解凍すればインストールできます。

私はArcherと言う名前にしてます。

WSLで動かすOSの場所

何処においてもいいんです。サイコー

ただ、分かりやすい位置に置いとくのがベターだと思います。
例 : C:\Users\Username\WSL\Arch\Ver2
例 : Z:\WSL\Zarch\

あとはターミナルでArch.exe起動しましょう。それだけでインストールされる。すき❤////
エラー出たらまずは再起動してみるといいです。

0x80370102エラーが出たらBIOSで仮想化を有効化してください。

デフォルトターミナル

これは任意ですが、Arch.exeから起動するのはデフォルトではWindows Terminalではないので変えることができます。
Arch.exeをリネームしていたら代入してください。

pwsh
### Arch.exeがあるディレクトリで実行
Arch.exe config --default-term wt

初期設定

※インターネット環境がある前提です^^

Pacman

shell
vim /etc/pacman.d/mirrorlist;vim /etc/pacman.conf

pacman.confmirrorlist書き方はArchWiki/PacmanArchWiki/Mirrorを参照してください。

shell
pacman-key --init;pacman-key --populate;pacman -Syy archlinux-keyring

keyringの初期設定;keyringのインストール;keyringの更新

パッケージのインストール+アップグレード

shell
pacman -Syyuu --needed base-devel fish vim neovim git progress python go repo tmux

WSL2ではSYSV IPCが動作するためfakeroot-tcpである必要はありません。うそついてごめんなさい。

最初にfakerootをインストールするか Y/n で聞かれるので n と打ち Enter を押しましょう。 Y だと一部システムが動かなくなります。
fakeroot-tcpをもし置き換えてしまった場合は、やり直すかコンパイル済みのものをインストールします。

Install
fakeroot-tcp

tmp_fakeroottcp=$(mktemp) &&
curl -L "https://mirror.lesviallon.fr/arch4edu/$(uname -m)/fakeroot-tcp-1.25.3-2-$(uname -m).pkg.tar.zst" > ${tmp_fakeroottcp} &&
pacman -U ${tmp_fakeroottcp} && rm -f ${tmp_fakeroottcp} && unset tmp_fakeroottcp


#### 非ルートユーザーの作成

ルートユーザーだと`yay`が使えないのですy。
`$Ur_Favo_Name` に作りたいユーザーの名を代入してください

```bash:shell
# 代入
export Ur_Favo_Name=''
## or
set -gx Ur_Favo_Name ''

# 作成
useradd -md /home/$Ur_Favo_Name $Ur_Favo_Name
# sudoの設定
$EDITOR /etc/sudoers
### Or
  echo -e "\n##\n## Manually defining privilege user specification\n##\n${Ur_Favo_Name} ALL=NOPASSWD:ALL" \
  >> /etc/sudoers
# パスワードの設定
passwd $Ur_Favo_Name

ユーザー名に代入してください。
viの場合、保存するときに:wq!を使います。

sudoers
...
ユーザー名 ALL=NOPASSWD:ALL

yay

shell
git clone https://aur.archlinux.org/yay-git.git;sed -i -e /exit\ \$E_ROOT/d /bin/makepkg;cd yay-git;makepkg;pacman -U yay-git-*.pkg.tar.*

Genie

このままだとSystemdが使えないので(2ではない場合)

shell
sudo -u $Ur_Favo_Name yay -S genie-systemd-git

その他

Shellの起動時にGenieが実行されるようにすると便利

config.fish
genie -s

Genieを使いたくない場合FishならこうすることでConfを読み込まずにシェルを起動できる

fish_without-config
wsl -- env HOME=(mktemp -d) fish

例えば、Tmuxすぐ起動したいなら

arw.cmd
@REM e.g. locate in ${env:USERPROFILE}\bin etc....
@wsl.exe -d ArchV2 -- genie -c tmux

Xserverを使うには$DISPLAYにIPアドレスを入れないといけないです。
これはipconfigでもできるらしいけどやらない、、

GetIP
set -gx DISPLAY (pwsh.exe -c 'Get-NetIPAddress -AddressFamily IPv4 | Where{$_.InterfaceAlias -eq "vEthernet (WSL)" } | select -ExpandProperty IPAddress' | perl -pe 's/\015\012/\012/g' | sed -e "s/\$/:3/" ) > /dev/null &

(絶対.NETのほうが速い、、、)

WindowsのPATHをLinux側で消したいとき

fish_remove-windows_path
set PATH (echo $PATH|tr ' ' '\n'|grep -v /mnt/|grep -E '^/')

トラブルシューティング等

fishが/mnt上で動かない

別シェルを使うしかないね、、、、、

Xを使うとdbusが応答しない

-> aurdbus-x11に置き換える。

Dockerが使えない

-> podmanを使う (monoとかでも動くと思います。)

daemonレスで使えますが、rootレスで使うには別途作業が必要です。

-> ubuntuを使う

https://cloud-images.ubuntu.com/ から xxxxxx-server-cloudimg-amd64-wsl.rootfs.tar.gz をDLしてrootfs.tar.gzにリネーム
https://github.com/yuk7/wsldl/releases/download/19111602/icons.zip から icons.zip/ubuntu.exe (Ubuntuのバージョン番号を加えてリネームしたほうがわかりやすいかと)
この2つを同じディレクトリに置けばUbuntuがインストールできます。

あきかんはリサイクル

お問い合わせは、
お客様相談室(体言止め)
ピラミッド

image.png

知らんけど

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