Python基本文法
Python初心者が覚えるべき基本文法は4つあります。
・出力(print)
・コメント(#)
・変数代入(a = value)
・四則演算(+, -, *, /, %)
出力(print)
まず必ず最初に覚えるのが、出力(print)。
画面上に出力したい場合、下記を入力します。
print("Hello World")
すると、Hello Worldが画面に表示されます。
「こんにちは」と出力させたい場合は
print("こんにちは")
""で囲むことで文字を出力することができます。
また、「数値」も扱うことができます。
数値は文字列と違って、クォーテーションで囲む必要がありません。
数値は左図のように、数学と同じ記号「+」「-」を用いて、足し算と引き算が可能です。数値や記号はすべて半角で記述します。また記号の前後の半角スペースはなくても構いませんが、入れた方がコードが見やすくなります。
コメント(#)
#をつけると、コメントアウトになります。
プログラム文として実行されません。
print("Hello World")#画面に出力したい場合はprintを使います。
コメントを入力する事で、後からコメントを見返した時にすぐ理解できるようになりますね。
また、他人と共有する際に役に立ちます。
変数代入(変数名 = 値)
次は、変数代入です。
変数とは、データ(値)を入れておく箱のようなものです。
この箱(変数)に名前(変数名)をつけることで、その名前を用いて変数に値を入れることや、変数から値を取り出すことができます。
name = 'キータ太郎'
変数はこのように「変数名 = 値」で定義します。変数名はクォーテーションで囲む必要はありません。
プログラミングの「=」は「等しい」という意味ではなく、「右辺を左辺に代入する」という意味になるので覚えておきましょう。
四則演算(+, -, *, /, %)
四則演算は下記です。
演算 | 記号 |
---|---|
足し算 | + |
引き算 | – |
掛け算 | * |
割り算 | / |
余り計算 | % |
print(1 + 1)
print(8 - 4)
print(5 * 5)
print(5 / 2)
print(5 % 2)
# クォーテーションで囲ってみる
print('9 + 3')
2
4
25
2.5
1
# ⬇️クォーテーションで囲うとこうなる
9 + 3
こののように、「1 + 1」は計算結果である「2」を出力してくれます。
一方、「'9 + 3'」のようにクォーテーションで囲むと、文字列として解釈されて、そのまま「9 + 3」が出力されます。
このようにプログラミングの世界では、文字列と数値は全く異なるものとして扱われます。
プログラミングでは、足し算・引き算以外の計算をすることもできます。
掛け算は「*」、割り算は「/」で表します。また、「%」で割り算の余りを計算することができます。
この3つの記号は数学で用いる記号と少し違いますので、しっかり覚えましょう。