はじめに
AWS で 例えば、EC2 等のインスタンスを作成するまでに、やらなければならない/決めなければならないことをメモ形式で書き残しておきます。
手順
1.リージョン の 決定
世界中にあるリージョン1から、どのリージョンにサーバーを置きたいか決める。
選ぶ時のポイントは、ユーザーからの近さ、サービスの種類、利用料金、グローバルな可用性が必要か、などを考えると良いでしょう。
※中の数字はAZ2の数
引用:グローバルインフラストラクチャ の 世界地図
2.VPC を 用意
VPC を 作成し、CIDR3 を とりあえず/164で設定しておきます。後々のために、少し大きめに取っておきましょう。
3.AZ を 選択
AWS は、1 つの VPC に対して、必ず 2つの AZ を選択することを推奨5しています。
4.サブネット の 設定
Public と Private の サブネット 作成し、インターネットと疎通できるエリアを分離しておきます。(Public エリア = DMZ)
5.ルートテーブル の 設定
6.EC2 の 配置
EC2 を 配置する場合は必ず、然るべきセキュリティグループ6を先に作成してください。
7.ストレージの配置
8.データベースの選択
データベースは慎重に選択しなければなりません。具体的には RDB にするか、KV 型にするかです。データを扱う上で、トランザクション管理が重要な場合は RDB を選択してください。データ構造が複雑な場合も同様です。それ以外は、KV 型にするかの検討が必要になります。
最後に
AWS の アイコンが一新7するみたいです。新しいアイコンが公開されたら、イメージを作り替えようかなと思っています。
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リージョンとは、地域くらいに思っておけば良いです。詳しくは「グローバルインフラストラクチャ」 を 参照してください。 ↩
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AZ とは アベイラビリティゾーンの略で、データセンターが複数存在する集合体です。詳しくは「リージョンとアベイラビリティーゾーン」 を 参照してください。 ↩
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Classless Inter Domain Routing の 略で、詳しくは、Wikipedia を 参照してください。 ↩
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ホスト数として 65,536-α 個 割り当てできる。+1増えると割り当て数が半分になる。(/16=65,536個、/17=32,768個……)正確には、IPを2進数で表記して、頭16桁まで固定すること。 ↩
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各アベイラビリティーゾーンは、障害が発生しても他のゾーンに影響を与えないように設計されています。代表的な都市のリージョン内で物理的に区切られており、洪水のリスクが低い場所にあります。個別の無停電電源やオンサイトのバックアップ発電施設に加え、単一障害点をさらに減らすために、別々の電力供給施設から異なる配電網を経由して、個別に電力供給を行っています。 ↩
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セキュリティグループはステートフル(インとアウトが同時に許可される)な、仮想的ファイアウォールです。詳しくは「VPC のセキュリティグループ」 を 参照してください。 ↩
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AWS では既に、新規ドキュメントに対して、旧アイコンの利用は禁止になっているようです。 ↩