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Oracle JDK 11 を 9月から利用したい場合(Amazon Corretto を 追加)

Last updated at Posted at 2018-03-30

前提として Java は今でも無償で利用できます。

但し、Oracle JDK 11 は有償のバイナリのみ配布になります。

*** 2019/3/4 追記 ***

Java is Still Free 2.0.0 が 発表されました。Binary Distribution Summary の 章は確認しておいてください。

*** 2018/11/15 追記 ***

Father James Gosling@AWS の 存在を忘れていました!!!

AWS が AWS に限らない無償 LTS 付き OpenJDK を 提供開始。その名は Amazon Corretto です。

各 OS 用の JDK はこちらです。
Amazon Linux 2
Microsoft Windows
Mac
Docker

ご参考までに⇒「アマゾン、Correttoをリリース; 無償サポート、マルチプラットフォーム対応のJava OpenJDK

*** 2018/10/23 追記 ***

Oracle Code One 2018 Keynote
Java is still free.
javaisstillfree.png

*** 2018/10/10 追記 ***

Java は 2018/10/10 現在も無償で利用できます。詳しくはこちら「Javaは今も無償です Created by Java Champions」を参照してください。

Oracle JDK がどう変わったのか、かなり簡単に説明します。
Java 10 までは、OpenJDK というソースに Oracle が ちょっとだけ機能を追加してバイナリを作成し、有償や無償で配布していました。それを Java 11 からはそのちょっと追加していた機能を OpenJDK (一部はJakarta EE 等)に 渡します。だけどバイナリは有償のみの配布にします1という風に考え方が変わったということです。

ちなみに Oracle 以外の団体・企業もバイナリを提供していますので、Java SE 11以降はそちらを使えば今までと変わらないということになります。
特に JJUG 等で おススメしている無償バイナリは AdoptOpenJDK2 です。一番サポート期間が長く4年間サポートされます。

その他
Amazon Linux 2 も Java8, Java11 を 2023/6/30 までサポートするようです。

*** 2018/07/20 追記 ***

JDKの新しいリリース・モデルおよび提供ライセンス

JDKの新しいリリース・モデルおよび提供ライセンスについて

一部抜粋

●年6回の定期リリース・サイクル
新機能が追加される6カ月に1回(毎年3月、9月)のフィーチャー・リリースに加え、脆弱性対策などを施したアップデート・リリースを1年に4回(毎年1月、4月、7月、10月)提供します。

●GPL v2.0ライセンスの適用
無償版の配布を容易にするために、オラクルがビルドしたOpenJDKのバイナリをオープンソース・ライセンス「GNU General Public License(GPL) v2.0」で、公式バイナリとして配布します。ただし、ユーザーが開発したアプリケーションについては、GNUのClasspath ExceptionによってGPL v2.0の適用から除外されます。

●Oracle JDKの有償機能の無償化
これまで有償で提供していたOracle JDKの機能をOpenJDKで公開します。これらの機能は今後無償で利用できるようになります(JDK 11より全てが利用可能予定)。

●無償アップデートの終了時期と有償サポートの提供
オラクルがビルドした公式OpenJDKバイナリは、新バージョンがリリースされたタイミングで旧バージョンの更新を終了します。無償版を利用するユーザーは、新バージョンに移行することでJDKを引き続き無償で更新できます。特定バージョンでJDKの更新を継続したいユーザーには、JDK 11から3年ごとにLTS指定されるフィーチャー・リリースに対してOracle JDKバイナリを有償で提供します。

オラクルの新ライセンス体系について

日経xテックの情報「有料化Java SEの新ライセンス体系、米オラクルが公表」を追記しておきます。

一部抜粋

米オラクル(Oracle)は2018年6月21日(米国時間)、Java SE(Java Platform, Standard Edition)のサブスクリプション方式のライセンス体系「Java SE Subscription」を発表した。価格はデスクトップ向けが1ユーザー当たり月額2.5ドル、サーバーやクラウド向けは1CPU当たり月額25ドル。契約年数は1年から。

Oracle JDK 11 を 利用するには

Java SE 有償ライセンス購入およびサポート契約の締結が必要です。

ライセンス購入/サポート契約について

FAQ:「Javaの有償サポート・サービスについて教えて下さい。」 を ご参照ください。

ライセンス購入/サポート契約の価格表

日本国内価格表 を ご参照ください。

Java SE 製品比較

Java SE Advanced Desktop, Java SE Advanced, Java SE Suite の製品比較 を ご参照ください。

Oracle JDK 10/9/8/7/6/5等 の 旧バージョンについて

これまでの公式アップデート期間内に無償で提供されていたバージョンに関しては、2018年9月以降も継続して利用可能です。
なお、公式アップデートの終了後にも、当該バージョンのアップデート入手を希望する場合、Java SE有償ライセンス購入およびサポート契約の締結が必要です。

  1. Java 11 から OTNLA for Oracle Java SE という無償ライセンスがあります。詳しくはこちらを参照「JDK: 新しいリリースモデル解説

  2. Oracle だけは Open JDK がローンチされてすぐに Oracle JDK が出しますが、AdoptOpenJDK などは、ローンチ後にバイナリの検証等を行うため、1,2週間ほど遅れてバイナリが配布されます。要はバイナリの作成が遅れていても気にしないでくださいということです。

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