OpenWrt 24.10.0がついに正式リリースされました。
既にAttended Sysupgradeでもイメージが作成できるようになっています。
変更点
- TLS 1.3をデフォルトでサポート
- 大きいフラッシュサイズのデバイスでPOSIX ACLとファイルシステムセキュリティ属性を有効化(Dockerで必要らしい)
- Small_Flash機能フラグがないすべてのターゲットで有効
- 対象外は下記の通り
- ATH79/TINY
- BCM47XX/LEGACY
- LANTIQ/ASE
- LANTIQ/XRX200_LEGACY
- LANTIQ/XWAY_LEGACY
- RAMIPS/MT76X8
- RAMIPS/RT288X
- RAMIPS/RT305X
- RAMIPS/RT3883
- 大きいフラッシュサイズのデバイスでMultiPath TCPのカーネルサポートを有効化
- Wi-Fi6(802.11ax)のサポート改善とWi-Fi7(802.11be)のサポートを開始
- まだ多くのデバイスはサポートされていません
- 改善されたLink Layer Discovery Protocol(LLDP)サポート
- OpenWrt 24.10はOPKGのみを使用し、APKパッケージはサポートしません
- (メインブランチのみAPKに変更されました)
具体的な変化(Luci)
インターフェース
詳細設定
IPv6 デリゲーションでサブネットを委任するときの優先度っぽいですね(詳細不明)
DHCPサーバ - IPv6設定
プレフィックスデリゲーションの最小長を指定できるようになったみたいです
グローバルネットワークオプション
パケットステアリング
複数のCPUに跨ったパケットステアリングを有効化します。ネットワークスピードの改善または妨げになります。
CPUを全スレッド使うか、一部使うかを選べるようになったみたいです
Steering flows(RPS)
Directs packet flows to specific CPUs where the local socket owner listens (the local service). Note: this setting is for local services on the device only (not for forwarding).
よくわかりません!
いろんなルール
Cloneボタン
ルーティングやファイアウォールなどの設定でCloneボタンが追加され、ルールの複数作成が楽になりました
DHCPおよびDNS
インスタンスを空にしたまま24.10.0にSysupgradeしたり、ターミナルから設定を削除するとエラーになってLuci上で設定できなくなります
Cache
キャッシュ対象が選べるようになったみたいです
転送
なんかいっぱい増えてます。多分DNSサーバにリクエスト投げるときの付加情報とかですかね?
ファイアウォール
ルーティング/NATオフロード
おわり
何の解説にもなってませんがひとまずここが違う!と気づいたところをまとめてみました。
今のところ不具合もなく動いていますが、しばらく様子見しながら遊んでみます!