##目次
1.機能
2.なぜこのアプリを考えたのか
3.主にどこの国を対象にしているのか
4.プロトタイプ作成
5.作成過程
6.感想
7.関連リンク
#機能
1.地図機能
初期設定の段階で選択した居住地域の地図を表示し、移住したばかりの外国人の買い物をサポートします。
2.標準語同時翻訳機能
日本語から外国語に翻訳する際にその地方の方言を表示するだけでなく、標準語に翻訳したうえで表示することで在留外国人の日本語習得をサポートします。
3.六か国語に対応
世界的に使われている英語に加え、日本国内の在留外国人のうち、割合の高い上位五か国の言語(中国語、韓国語、ベトナム語、フィリピン語、ポルトガル語)の計六か国語に対応しています。
4.ボタン押し込みで音が鳴る
高齢者の方が使いやすいようにシニア向けスマートフォンのようにボタンを押すと合図として音が鳴る機能を搭載しています。
#なぜこのアプリを考えたのか
- 日本に移住してくる外国人の移住先が都心に集中してしまっている。
- 地方には高齢者が多く、外国人とうまくコミュニケーションが取れない。
- 地方によっては方言があり、翻訳アプリがうまく作動しない可能性がある。
- しかし、外国人移住者は年々増加している。
このままでは都心と地方でのグローバル化に格差ができてしまい、外国人の移住先が制限されてしまいます。日本国内の好きな場所に住んでほしい、地方のグローバル化が進んでほしい、そんな思いを込めてこのアプリを作成しました。
#主にどこの国を対象にしているのか
先ほどの機能の紹介でも触れたように日本国内の外国人在留者のうち、上位五か国を主な対象にしています。
一位:中国(文化が似ている、距離が近い、高齢者が住みやすい、文化レベルが高いなど)
二位:韓国(国内の激しい就職競争から逃れるため、40代からの再就職など)
三位:ベトナム(2008年に挙げられた「留学生30万人計画」によりやってきたため、イオンなどの日本の企業がたくさんベトナムに進出しており、日本に対して親近感が湧くなど)
四位:フィリピン(古くから出稼ぎの文化があり、日本もその対象だったため、フィリピン人女性からの人気が高いため、フィリピンは第二の公用語として英語を採用しているためなど)
五位:ブラジル(日系ブラジル人が住んでおり日本との関わりがあるため、バブル期の「入国管理法」改正により働きやすい環境になったためなど)
#プロトタイプ作成
今回アプリの提案にあたってアプリのイメージを分かりやすく伝えるために「Prott」というプロトタイプツール用いてプロトタイプを作成しました。操作は制限されていますが、このアプリがどのようなものかイメージしていただければ幸いです。
https://prottapp.com/p/52503f#/s/5fa4c1ef4942fb4a1d4a5842
※作品をスマホでアクセスする際にはprott viewerをインストールしてください
#作成過程
始めに元となる画像をカメラで撮影し、それをスクリーンとして登録します。
次にインターネットで見つけた画像やワイヤーフレーム作成機能で付けることができるアイコンなどで下書きに近い形に編集します。※この時、一番下に置く画像は下書きが透けて見えるように不透明度を100%にしないようにしてください。
作ったスクリーンをリンクで繋げ、動作を再現します。
これで完成になります。
#感想
今回多言語翻訳コンテストに参加してみて、「考えたことを形にすること」の難しさを体感すると同時に一生懸命ものを作ることの楽しさを学ぶことも出来ました。始めに「地方の方言も翻訳できる翻訳アプリを考えよう。」と思いついても、たくさんある方言を簡単にまとめるにはどうするかや、方言を使う地方では携帯の使い方がよくわかっていない高齢者の方がいることなど、作っている段階で、いろいろな課題に直面しました。しかし、そのような課題の解決策などを調べている時間も楽しく、作っていて苦ではありませんでした。この授業で学んだことを将来にも役立てていきたいです。
地方の高齢者の方などは外国人に対して否定的なイメージを持っている方が未だにいます。このイメージを改善しなければ、いつまでたっても言葉の壁は取り除くことはできません。このアプリが少しでもイメージの改善に役立つのならば幸いです。
#関連リンク
静岡県立島田商業高等学校
多言語音声翻訳コンテスト