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NotionAppsの一覧画面をカスタマイズ

Last updated at Posted at 2023-08-10

はじめに

前回、NotionAppsの事始めとして、Notionに付属している「タスク管理」テンプレートを用いて、NotionAppsでタスク管理アプリを自動作成しました。その時の記事はこちらです。

今回は、自動生成したアプリのカスタマイズを行います。
カスタマイズできることは結構多いので、今回は一覧画面のカスタマイズについて説明します。

前提条件・注意事項

Notionのアカウント(無料でOK)を持っていること。
NotionAppsのアカウント(無料でOK)を持っていること。

なお、2023年8月7日(執筆)時点での内容となります。

準備

一覧画面のカスタマイズの説明をするために、まずNotionにデータを登録します。
タスク管理に「予定時刻」というテキストプロパティを追加し、データも以下のように設定しました。ちょうど、昼食を食べ終わって、あと片づけをしているタイミングを切り出しているイメージです。
2a_Notionタスク管理.png

Notionにプロパティを追加したり、データを追加・更新した場合、NotionAppsの画面上部にある、「Reload」をクリックすると、データがNotionAppsに反映され、下記のような表示になります。
2b_前回作成時の状態.png

一覧画面カスタマイズ

NotionAppsでカスタマイズを行うには、画面右にある部分(以下、設定画面という)で行います。
2c_カスタマイズ(表示内容).png

Styleの設定

View Type

ListとGridが選択できます。

List

「View Less Data」トグルボタンが表示されます。
これをONにすると、1件あたりの表示内容が少なくなります。
2f_ViewLessData設定.png
View Less DataのOFFの場合の表示
2b_前回作成時の状態.png
View Less DataがONの場合の表示
2g_ViewLessData設定結果.png
なるべく多くのデータを一覧表示したい場合に利用すると良いと思います。

Grid

「Grid Column Count」が指定できるようになります。
これはグリッドの列数を指定でき、値は「One」または「Two」です。
2d_グリッド設定.png
「Two」を指定した場合の表示
2e_グリッド設定結果.png

Dataの設定

Title, Description, Caption

Title、Description、Captionで設定した項目が3段に並んで表示されます。
Description、Captionという意味は気にせず、表示した項目を選びます。
自動生成したタスク管理アプリでは、「作成日」が設定されていますが、タスクを作った日を表示してもあまり意味がないので、「予定時間」に変更します。
2h_Data設定.png
2i_Data設定結果.png

Color Tag

Color Tagは左の色付きの部分です。
値が一致した場合、対応する色の帯で表示されます。一致する値がない場合は、青色の帯で表示されます。一致しない値が設定される可能性がある場合は、青色の帯の設定は止めた方がいいです。
2j_ColorTag設定.png
2k_ColorTag設定結果.png

Image

Imageには画像を設定できます。
Notionにファイル&メディアプロパティで画像を設定すると、その画像が表示されます。
また、URLやテキスト等で直接画像のURLを設定しても表示できます。

画像でないものが指定されると以下のような表示になります。
2l_Image設定結果.png

Behaviourの設定

振る舞いについての設定を行います。
画面遷移やデータのフィルタリングやソートなどの設定が行えます。

Go To Update Screen

Go To Update Screenをクリックすると、編集画面の設定画面に遷移します。
編集画面のベースは自動で作成されています。
編集画面のカスタマイズについては、別投稿で説明予定です。

Add New Data

Add New DataをONにすると、Go To Screenが現れ、それをクリックすると、登録画面の設定画面に遷移します。登録画面のベースも自動で作成されています。
登録画面のカスタマイズについても、別投稿で説明予定です(編集画面と併せてかも?)。
2n_AddNewData設定.png
Add New DataをONにすると、画面右下に「+」アイコンが表示されます。
これをクリックすると、登録画面に遷移します。
2o_AddNewData設定結果.png

Search

SearchがONの場合、画面上部に検索窓が表示されます(デフォルトでON)。
Allow ScanをONにすると、バーコードスキャンができるようになります。
また、Search Helper Textは検索窓に表示するプレースホルダーです。
2p_Search設定.png
上記のように設定すると、このような表示となります。
2q_Search設定結果.png
検索窓に入力した値の検索対象は全項目で、あいまい検索となります。
上図で、「対応中」で検索したり、「8:00」で検索したりできます。
また、画面に表示されていない項目に対しても検索範囲となっています。

Filtering

Filteringは表示する内容のフィルタリング設定ができます。
まだ完了していないタスクだけを表示する場合、以下のように設定します。
2r_Filtering設定.png
フィルタリングした結果、「対応中」と「未着手」のもののみ表示されるようになりました。
2s_Filtering設定結果.png
フィルタリングは、複数項目指定することができ、複数の条件がどちらも満たす場合(And)、複数の条件のいずれかを満たす場合(Or)の指定も行えます。

Sorting

Sortingは表示する順序を設定できます。
予定時刻順に上から並べるには以下のように設定します。
2t_Sorting設定.png
並び替えした結果、予定時刻の順に並びました。
これで、次に何をやらなくてはいけないかが分かりやすくなりました。
2u_Sorting設定結果.png

In-App Filtering

アプリ内でユーザが絞り込みを行う機能を提供します。
検索窓は全項目に対するあいまい検索でしたが、こちらは、開発側で絞り込む項目を指定できます。以下は、Nameでの絞り込みができるようにする設定です。
2v_In-App Filtering設定.png
「+」ボタンの上に、漏斗マークが表示されます。
2w_In-App Filtering設定結果.png
クリックすると、下記のように、絞り込む値の選択画面が表示されます。
絞り込む値にチェックを入れ、「Apply」をクリックします。
2x_絞り込み画面.png
絞り込んだ内容が表示されます。
絞り込みを解除するには、「Reset」をクリックします。
2y_絞り込み結果.png

画面タイトルの設定

最後に、設定画面の最上部にある「タスク管理」を変更することで、画面タイトルを変更できます。ここでは、「未完了タスク一覧」に変更します。

最終的にできた未完了タスク一覧がこちらです。
2z_未完了タスク一覧.png

気になった点

色々とカスタマイズをしてみて、気になる点(改善して欲しい…)は以下の2点です。

  1. 日付項目の表示形式が変えられない
    日付項目を表示すると、「15 August 2023」と表示されます。
    日時でも、この形式に時刻が付くだけです。
    日本では見慣れない形式なので、「yyyy/MM/dd」形式とかで表示できるようにして欲しいです。

  2. レイアウトを自由に変えられない
    ListとGridの決まったレイアウトしかできない。
    見出しを折り返して2行表示にしたり、幅を広げたり、文字の大きさを変えたりができません。もう少し柔軟になっていると嬉しいなと思いました。

まとめ

NotionAppsの一覧画面で行えるカスタマイズについて説明しました。
自由なレイアウトは行えませんが、ノーコードで簡単に一覧画面の作成が可能です。

編集画面のカスタマイズについては別記事で紹介する予定ですが、
基本的には一覧画面のカスタマイズと変わりありません。

本稿を参考に、色々と試して頂けるとうれしいです。

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