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NotionAppsでタスク管理アプリを自動生成

Last updated at Posted at 2023-08-04

はじめに

NotionAppsってご存じですか?

簡単に言うと、
Notionのデータを使って、ノーコードでアプリが作れる!
というものです。

ここ数日、色々とカスタマイズ&実行をしながら、メモを作っています。
おかげで何本か記事にできる程度のメモの蓄積はできました。

が、そんな細かい内容の前に、
「はじめてみよう」な記事がQiitaに見当たらなかったので、
まずは、自動でアプリが作られるまでの流れを記事にしておきます。

前提条件

Notionのアカウント(無料版でOK)を持っていること。
本稿ではNotionについての説明は割愛いたします。

2023年8月4日(執筆)時点での内容となります。

NotionAppsとは

先ほども書きましたが、
Notionのデータを使ったアプリをノーコードで作れてしまうサービスです。

公式サイトはこちら

料金は、基本的に無料で使うことができ、何個でもアプリを作ることができます。
各プランでの違いは、扱えるデータ数やユーザ数等が違うといったところです。
NotionApps_価格.png

NotionAppsアカウントの作成

NotionAppsを使うにはアカウント作成が必要です。
(Notionのアカウントとは別です)

以下の手順でアカウントを作成します。

  1. 公式サイト右上の「Create your app」をクリックします。
  2. メールアドレス/パスワードを入力するか、Googleサインインを行います。
    NotionApps_アカウント作成.png
  3. 作成できると、下記画面が表示されます。
    NotionApps_アカウント作成済.png
  4. 画面左の「Setting」をクリックすると、ライセンスや使用状況が確認できます。
    NotionAppsからのサインアウト、NotionAppsのアカウント削除もここから行えます。
    NotionApps_設定画面.png

Notionとの接続

次にNotionとの接続を行います。

  1. 「Connect Notion」をクリックします。
    NotionApps_Notionとの接続.png

  2. Notion AppsからNotionへのアクセス許可を求められます。
    「ページを選択する」をクリックします。
    NotionApps_Notion接続リクエスト.png

  3. ページ(データベース)へのアクセス許可を求められます。
    今回は、Notionにデフォルトで作成されている「タスク管理」を元にアプリを作成するため、
    「タスク管理」にチェックをつけ、「アクセスを許可する」をクリックします。
    NotionApps_Notionページアクセス許可.png

  4. 画面が切り替われば、Notionとの接続は完了です。
    NotionApps_Notion接続完了.png

アプリの作成

実際にアプリを作成します。

  1. 「Create New App」をクリックします。
    NotionApps_Notion接続完了.png

  2. 使用するデータベースを選択し、「Build App」をクリックします。
    今回は「タスク管理」を選択し、アプリを作成します。
    NotionApps_アプリ作成.png

  3. 数秒でアプリが作成します。

できたアプリ

自動で作成されたアプリには、一覧画面と編集画面が用意されています。
また、以下のような機能も自動で作成されています。

  • 一覧画面から編集画面への遷移
  • 編集画面でのデータベースの更新
  • 編集画面から一覧画面への遷移

一覧画面

対象項目をタップすると、編集画面に遷移します。
また、画面上部には検索窓も用意され、値を入力するとデータを絞り込むことができます。
NotionApps_一覧画面.png

一覧画面では、色々なことがカスタマイズできます。

  • 画面上部の「画面名」
  • 検索窓の有無
  • 各行の表示内容(5項目まで表示可)
  • 一覧形式(リスト表示/グリッド表示)
  • 一覧表示する抽出条件
  • 一覧表示の並び替え順
  • 新規登録ボタンの有無
  • ユーザが絞り込みを行うためのフィルタ機能の有無

次に、色々試してみて、逆に変えられなくて不便に思った点です。

  • 日付項目の表示形式が(15 August 2023)のような形式から変えられない。
  • 表示エリアの高さや幅が変えられない。

編集画面

値を変更し、「SAVE」ボタンをクリックすると、データベースが更新され、一覧画面に遷移します。
NotionApps_編集画面.png

編集画面でも、色々なことがカスタマイズできます。

  • 「SAVE」ボタンの文言や表示位置
  • 「削除」ボタンの有無、文言や確認メッセージの有無やメッセージ文言
  • 項目の表示/非表示(条件に合致するときは表示するみたいなこともできる)
  • 項目の変更可否(表示する部品が変更できる)
    例えば、Textだと編集可だが、View Textだと参照のみ。
  • 必須入力の設定
  • バーコードスキャン可否
  • 画像や動画、リンク、地図の表示も部品を配置するだけ
  • メーラー、SMS、電話起動なんかも簡単にできる

一覧画面の時に紹介した不便に思った点については、編集画面でも同様です。

スマホで動かす

作成したアプリをスマホで動かすには、

  1. 画面右上の「Publish」をクリックします。
  2. 「Share」をクリックするとURLが表示されるので、スマホでURLを入力します。
  3. アプリとしてスマホから実行できます。

NotionAppsで変更を加えたら、「Publish」すれば、スマホのアプリも最新化されます。

まとめ

私がNotionを使っていて、不便に思っていたのは「入力のし辛さ」でした。
恐らく同じように思っていた方は多いのではないでしょうか?

しかし、このNotionAppsにより、入力のし辛さが飛躍的に改善されます。
Notion APIを使って自分でアプリを作成するほどの柔軟性はありませんが、
データの登録/更新を行うアプリをノーコードで非常に簡単に作成できます。

ご興味持たれた方は、是非お試しください。

次回は、画面のカスタマイズについて書こうと思います。

参考文献

NotionでPWAアプリの開発を実現するノーコードツール「NotionApps」の使い方!

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