数年前に事業立ち上げを始めたのですが、そのときに読んで参考になった書籍やその後に読んでためになった書籍をご紹介します!
冬休みに読破してみては?
方法論
いまどきのスタートアップなら「リーン」を事業開発プロセスに取り入れることになると思います。その際には下記の2冊が大変参考になりました。
リーン・スタートアップ
「リーン」の概要を手っ取り早く学ぶのに最適な書籍です。
この本で一通りの概要を把握してから次に紹介する「スタートアップ・マニュアル」を読むと良いと思います。
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スタートアップ・マニュアル ベンチャー創業から大企業の新事業立ち上げまで
名著「アントレプレナーの教科書」の増補版のようなものです。
「アントレプレナーの教科書」ではクラシカルなソフトウェア企業がターゲットでしたが、こちらではWEB系企業も事例に追加されていて、より今風です。
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ビジネスモデル
スタートアップするときには自分たちが作ろうとしているビジネスモデルを明確にしておきましょう。事業を立ち上げていく過程ではビジネスモデルと修正が頻繁に発生します。そのときには都度モデル図を書き換えていくことでピボットのポイントを明確にすることができます。
ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書
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本書で提案されている「ビジネスモデルキャンパス」というフレームワークを使うことで、あなたが頭の中に描いているビジネスアイディアを視覚化、精査することができます。
このフレームワークとリーン・スタートアップと組み合わせると、「ピボット」=「ビジネスモデルキャンパスの修正」となるため思考がより整理されていくと思います。
バリュー・プロポジション・デザイン 顧客が欲しがる製品やサービスを創る
「バリュー・プロポジション」というフレームワークを導入することにより、自社プロダクトの強みを確認することが出来ます。具体的には「ユーザが望んでいる価値」かつ「自社が提供できる価値」で「他社が提供できない価値」を明確にすることができます。
(参照:http://careerpark.jp/7221)
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失敗
世の中の「成功」談には多くの偶然が作用していて、自分たちに当てはまる可能性は少なく、他人の成功談を真似しても自分たちが成功するとは限りません。しかし、「失敗」談に関しては必然な要素が多く、自分たちにも当てはまることが多いので、先人たちの失敗を学ぶことで、同じ失敗を避けることができます。
失敗が成功への近道です。
起業家はどこで選択を誤るのか――スタートアップが必ず陥る9つのジレンマ
1万人の起業家データベース、豊富な起業家インタビュー、事例調査から起業家が悩み誤りやすいポイントがまとめてあります。
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HARD THINGS
著名なキャピタリスト、ベン・ホロウィッツが起業家時代に直面した数々の困難について語るとともに、そこで得られた教訓についてまとめられています。このステージまで行くこと自体が難しいのですが、起業前に本書を読んで仮想体験しておくと良いかと思います。
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失敗の本質
太平洋戦争での日本軍の敗戦理由について組織論から語られています。本書を読むと負けるべくして負けた戦争であることがわかります。負け戦は避けましょう。
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分析
Lean Analytics ―スタートアップのためのデータ解析と活用法
リーンスタートアップでは仮説検証サイクルとどれだけ早く、精度良く実施するかが重要です。本書ではその「計測」に焦点を絞ってまとめてあります。
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マーケティング
トラクション ―スタートアップが顧客をつかむ19のチャネル
スタートアップではいかに素早くプロダクトの成長エンジン(トラクション)を見つけるかが重要です。本書ではトラクションを獲得するためのフレームワークおよび19のトラクション獲得チャネルがまとめてあります。この中からあなたが必要としているトラクションのヒントがきっと見つかると思います。
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ファイナンス
起業のファイナンス 増補改訂版 ベンチャーにとって一番大切なこと
急激な成長を目指すスタートアップであれば全て自己資金で行うのは難しいかもしれません。そんなときには外部から資金調達が必要となると思いますが、起業家はたいていプロダクトを作ることに必死なので、ファイナンスに関する知識がないことがほとんどだと思います。そんなときは本書を一読しておくと基本知識の獲得ができます。
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おまけ
こっちも読んでね。
スタートアップはお金を払ってでも使うべきプロダクト10選
スマートフォンでここまでできる!アプリで行なう130万人のサービス運用