開発部QAチームのkotsutaと申します。
こちらは、トラストバンク Advent Calendar 2022 の10日目の記事です。
非エンジニアですが去年に引き続き今年も参加させていただいてます。
今年、開発部ではこれまでに無い新たな取り組みとして、インターンシップが行われました。
9月~11月末までの3ヶ月間のインターン期間、メンターとして関わらせてもらいましたので
今年はそのことについて公開可能な範囲で記事にまとめさせていただきます。
■インターンってなんぞ?
別の部署ではわりと頻繁にインターンシップの取り組みは行われているようでしたが、具体的に関わらせてもらうのって初めてなんですよね。
事前情報無しで、アルバイトレベルのお仕事を振ってもらいつつ、職場体験するくらいの認識だったんですが、今回インターンのメンターでやらせてもらうにあたり、人事担当者にお話を伺いました。
インターンの狙いとしては以下のような理由。
- 新卒採用の一環として実施
- 自社のサービス、経営理念を知ってもらいたい
- 志望者には働く環境のリアルを知ってもらいたい
トラストバンクの採用はこれまでほぼ全ての方が中途採用だったので、開発部だけでなく社全体で新卒採用を行うというチャレンジの最初の一歩。
採用面接だけの切り口ではなく、長期的に志望者(会社側)に関わることで、双方で納得のいく採用が行われるための取り組みということなんだそうです。
ご応募いただいた方は、当初は開発志望の学生さんでしたが、今回は開発担当としてのインターンではなく、私のいるQAチームへの参画となりました。
インターン参加時に学びたいことの1つに「どういった流れで開発がされるのかを知りたい」とのことだったので、普段から開発案件がリリースされるまでの一連の会議に参加している私に白羽の矢が立ったそう。
日々の会議に同席してもらうことで、ある程度の流れを知ってもらおうというのが今回の狙いでした。
■インターン中に行ってもらったこと
①会議参加
リリースまでの一連の流れを以下のような会議に同席いただくことで体験してもらいました。
- 新規プロジェクト案件の仕様検討や案件インプットのミーティングが週に何本か
- 開発部内の進捗確認ミーティング、対PMとの状況把握ミーティング、プロジェクト全体での進行管理のミーティングが週に各1回ずつ
- リリース前の最終承認がされるミーティングが月に何本か
会議多すぎ問題はありますが、案件が立案されてからどういったフローを経て、最終的にリリースまでいきつくのかを、ミーティングの同席と口頭補完を含めて体験してもらいました。
(※参加してもらうだけでなく、本人用の議事録を取ってもらうという課題付き!)
②おためしQA試験
QAチームへ参画されたので、実装済の案件をおためしでQA業務にはいっていただき、実際にどのような方法でQAが行われているのかも学んでいただきました。
- テスト項目書がどういう観点でつくられているのかを先輩QAメンバーの項目書から読み解いてもらう
- 読み解けるようになったら、実際にテストを行ってもらう
- 自身でもテスト観点を作成したり、観点を元にテスト項目を作成
とても熱心に取り組んでいただいて、参考資料としてJSTQBの資料を取り寄せて勉強されていたそうです
③その他、社内交流・先輩社員へのインタビューなど
社内にいる開発者や人事担当者、他の部署に所属するインターン生との交流を行っていただき、ご自身のキャリア設計w
開発担当者や、QAメンバー、人事担当者、社内の他の部署に所属するインターン生と交流する機会を設け、各方面に自身のキャリア設計のための相談や、インタビューを行ってもらうことができました。
■迎え入れるに当たり気をつけたこと
①補足説明の1on1の時間を取る
リモート環境で行ったため、不安にさせないようには気にかけてました。
すべてのミーティングに同席してもらっているわけでもなく、つねに一緒ではないため可能な限り毎日どこかの時間で対面でお話できる時間を設けました。
この時間では、参加したプロジェクトに関しての不明点や、仕様や制度の説明、開発部やQAの業務についての説明等も行うことができました。
インターン参加理由のひとつであった、「リリースまでの一連の流れを把握すること」に関しては、1つのプロジェクトに最初から関わってもらっていたわけではないので、複数のプロジェクトをあわせて、「さっきのミーティングは全体の流れでいうとここらへんに当たるもの」といったツギハギな説明していました。
スターウォーズ初期3部作後のep1開始するみたいな順序の解説になってしまったんですが、ちゃんとご理解いただけてたようで安心しました。
②日報の提出
上記の会議の議事録作成もこのシートでセットで管理して、一日分の参加した会議議事録のまとめと、業務終了後に思ったことを記載いただくための日報を記載いただいてました。
QA試験に入ったあとは、制度やサービスに関しての不明点を記載いただき、翌日の1on1で解消したり、感想として、普段業務中に思ってることも含めて知ることができました。
また、日報へのコメント返しで、メンター以外の社員からも日報の内容に対してアドバイスを行ってうことがあり社内コミュニケーションをとることにも繋がりました。
■インターン最終日。やってみて最終的にどうだった?
最終日の面談では3ヶ月の振り返りを行いました。
もともと開発として目指していたところでしたが、今回のインターンを経験して複数の道があること、QA業務に関してもただのテスターではなく、仕様検討段階から入ることで最終的に不具合を発生させないという重要な役割を持っているということがわかったともおっしゃっていました。
報告書でまとめていただいたのですが、総評として「やってて楽しかった。」と回答があり。
これにつきますよね。
自分自身もメンターとしての関わらせていただけたのは良い経験となりました。
インターン生のKさんにはこの場を借りてお礼をしたいと思います。
次回は開発チームへのインターン参加を予定されているそうです。
今回のインターン導入の実績をもとに、今後インターンからの新卒採用などにつながっていくと良いですね。
トラストバンクでは、地域創生に関心のあるエンジニアさんを募集しています!
さて、明日のアドベントカレンダーは、
QA業務に関していつも相談に乗っていただいているCTO室所属のQAメンバー@hiroshi_iwashita02さんが以前の現場のゲーム開発のQAの内容について投稿されるみたいです。おたのしみに!