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LAMP + Wordpressの環境構築とサイトのhttps化(第1編)

Last updated at Posted at 2022-12-01

はじめに

本記事は、

  • 「これまでサーバ構築を行ったことがない」、もしくは「これからサーバ構築をしてみたい!」と考えるエンジニアの卵に向けての記事とする。

  • 最低限必要な知識としてLinuxOSに触れ、LAMP環境を構築することによりLinux基本設定の仕方を身に着け、サーバエンジニアとしての勉学の初歩とする。

※また、工数の多さから、記事を3部に分けることとする。本編は第1編である。
※自身のPCがMacであるため、必然的にMacユーザー視点になることを断る。

第1編 『仮想マシンの構築』『仮想マシンとホストのSSH接続』←ここ
第2編 『Apache』『MariaDB』『PHP』の環境構築
第3編 『WordPress』『特定IPアドレス以外からのアクセス拒否制限』『SSL証明書の取得とhttps化』

目次

1. 環境や使用条件(OS・ミドルウェア、バージョン)
2. CentOS7の仮想環境構築
3. 仮想マシンとホストのSSH接続

環境や使用条件(OS・ミドルウェア、バージョン)

  • 環境構築は仮想マシン(VirtualBox)上で行う。
OSおよびミドルウェアとバージョン
機能 OS・ミドルウェア バージョン
OS CentOS 7.9
webサーバ Apache 2.4
データベース MariaDB 10.6
言語 PHP 8.0
機能 詳細
macOS Ventura13.0.1
MacBook Air Retina, 13-inch, 2020
プロセッサ 1.1 GHz デュアルコア Intel Core i3
メモリ 8 GB 3733 MHz LPDDR4X

CentOS7の仮想環境構築

① 自身のローカルPC内に『VirtualBox』をダウンロードする

※VirtualBox起動までの手順は本稿では省略する


② 以下より、『CentOS-7-x86_64-Minimal-2009.iso』を選択してダウンロードする


③ VirtualBOXを開き、仮想マシンの新規作成を行う
  • 名前を適宜入力し、ISO Imageに先ほどダウンロードしたisoファイルを指定して[次へ]を押す
    スクリーンショット 2022-11-29 15.14.43.jpg

  • UsernameとPasswordを適宜指定して[次へ]を押す
    スクリーンショット 2022-11-29 15.16.25.jpg

  • メインメモリーとProcessorsを指定して[次へ]を押す
    ※今回の場合は特に変更しなくて良い
    スクリーンショット 2022-11-29 15.17.24.jpg

  • Disk Sizeを現在指定されているサイズの2倍程度に変更して[次へ]を押す
    スクリーンショット 2022-11-29 15.20.00.jpg

  • 概要を確認し、これまでの操作に不備がないことを確認して[完了]を押す
    スクリーンショット 2022-11-29 15.20.51.jpg


④ 仮想マシンの起動と初期設定を行う
  • 新規作成した仮想マシンの設定タブを開く
    スクリーンショット 2022-12-01 23.58.58.jpg

  • [ストレージ]に移動して、IDEを先ほどと同じisoファイルに指定する
     ※空のファイルは除去しておく
    スクリーンショット 2022-12-02 0.08.34.jpg

  • 仮想マシンを起動する
    スクリーンショット 2022-12-02 0.11.54.jpg

  • 言語として「日本語」を選択して「continue」を押す
    スクリーンショット 2022-12-02 0.14.59.jpg

  • [インストール先]に移動して、「ローカルの標準ディスク」を指定して「完了」を押す
    スクリーンショット 2022-12-02 0.16.30.jpg

  • [ネットワークとホスト名]に移動して、Ethernet(enp0s3)をオンにして「完了」を押す
    スクリーンショット 2022-12-02 0.17.24.jpg

  • 「インストールの開始」を押し、[ROOTパスワード]と[ユーザーの作成]で適宜項目を入力する
    スクリーンショット 2022-12-02 0.19.04.jpg

スクリーンショット 2022-12-02 0.20.06.jpg

  • インストールが完了したら、「再起動」を押さずに、一度サーバの電源をオフにする
    スクリーンショット 2022-12-02 1.03.20.jpg

  • 仮想マシンの設定タブを開き、[ストレージ]に移動して、先ほど指定したIDEを除去し、空のIDEを追加する
    スクリーンショット 2022-12-02 1.04.39.jpg

  • もう一度起動し、ログイン画面が表示されれば初期設定は完了
    スクリーンショット 2022-12-02 1.05.47.jpg

仮想マシンとホストのSSH接続

はじめにVirtualBoxを起動して、ターミナルを表示した際に、画面が非常に小さく、作業するにしては中々不憫である。

そこで、仮想マシンとホストをSSH接続することで、自身のPC内にあるターミナルから作業を行うことが可能になる。

① NAT + Port Forwarding + Host Only Networkの設定を行う
  • 新規作成した仮想マシンの設定タブを開く
    スクリーンショット 2022-12-02 1.11.56.jpg

  • [ネットワーク]に移動して、アダプター1の「ポートフォワーディング」へと進み、ssh用とhttp用のポートを追加する
    ・ ssh用のポートでは、名前をssh、ホストポートに2222、ゲストポートに22を指定する
     ※その他の項目は入力しなくて大丈夫
    ・ http用のポートでは、名前をhttp、ホストポートに8888、ゲストポートに80を指定する
     ※その他の項目は入力しなくて大丈夫
    スクリーンショット 2022-12-02 1.14.10.jpg

  • アダプター2の「ネットワークアダプターを有効化」にチェックマークを入れ、「割り当て」で『ホストオンリーネットワーク』を指定する
    スクリーンショット 2022-12-02 1.13.31.jpg


② Ethernet(enp0s3)とEthernet(enp0s8)の設定をする
  • ターミナルを立ち上げ、以下を入力して、編集モードに切り替える
# nmtui 

スクリーンショット 2022-12-02 1.28.37.jpg

  • 編集モードに切り替え、Ethernet(enp0s3)の「IPv6」をignore、「Automatically conect」にチェックを入れる
    スクリーンショット 2022-12-02 1.30.27.jpg

  • ■■■■■1となっているEthernetの「profile name」をenp0s8、「IPv6」をignore、「Adrress」を先ほど取得したアドレス、「Automatically conect」にチェックを入れる
    スクリーンショット 2022-12-02 2.08.37.jpg

  • 「OK」でターミナルに戻る。
    スクリーンショット 2022-12-02 1.33.51.jpg

  • 設定を反映させる

# systemctl restart NetworkManager
# systemctl restart network
# reboot
  • 仮想マシンを起動し、でEthernet(enp0s3)とEthernet(enp0s8)の詳細が適切に表示されていれば完了
# ip a
  • ホストターミナルから以下のコマンドででSSH接続を行う
# ssh root@ゲストIP(enp0s8のinetにあるIPアドレス)
  • パスワードを入力して、通ればSSH接続は完了である
    スクリーンショット 2022-12-02 2.11.48.jpg

次回は、第2編として『LAMP環境の構築』を行う。

参考記事

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