アプリケーション配布
署名
署名が必要な理由
署名されていないアプリケーションは端末にインストールできない
- アプリケーション製作者を識別する
- 異なるアプリケーション間の信頼関係を確約する
署名とは、事前に作成したプライベートキーをアプリケーションに登録(署名)するといいう事。
プライベートキーの生成には、認証局の証明は不要。
エミュレータへのインストールにも署名は必要!?
署名は必要。ただしEclipseがADTで自動的にデバック用の署名をしているため意識することはない。
署名の手順
Eclipseでウィザードを使って署名する方法と、コマンドラインから実行する方法がある。
コマンドラインから実行するには、まずEclipseで署名なしのアプリケーションを作成し、
その後JDK付属のjarsignerを利用して署名をつける
Eclipseから署名する
- Eclipseからウィザードを起動する(プロジェクトを右クリックして、Androidツール→Export Signed Aplication Packageを選択)
- 対象プロジェクトを確認する
- プライベートキーファイルを指定し、キーファイル生成時のパスワードを入力する
- キーエイリアス(キーの別名)を選択し、パスワードを入力する
- 出力するアプリケーションファイルを指定する(拡張子apk)
アップデート
アップデートの準備
アプリケーションをアップデートする際には、マニフェストファイルを更新する必要がある。
アップデート時に更新が必要な属性
属性名 | 更新内容 |
---|---|
android:versionCode | アプリケーションのバージョンを表す整数値。アップデート時は前回より大きな数値に変える必要がある |
android:versionName | アプリケーションのバージョンを表す文字列。1.0.0のように記述するのが一般的。ユーザーにはこの文字列がバージョンとして認識される |
アップデート時の注意点
アップデートするためにはアップデートする前に署名したプライベートキーと同一のキーファイルを使う必要がある。
- アップデート前のプライベートキーファイルを保存しておくこと
- プライベートキーのパスワードを忘れないこと