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マナビDX Questで得たものAdvent Calendar 2023

Day 25

マナビDX Questで人生が変わったお話

Last updated at Posted at 2023-12-24

1. はじめに

 Kota Miyanoと申します。アドベントカレンダー最終日、締めさせていただきます!

 経済産業省が主宰するデジタル推進人材育成プログラム「マナビDX Quest」というものがあります。
 私はこのプログラムを昨年度・今年度と連続で参加しており、そしてこのプログラムを通して人生が変わってしまいました。(もちろん良い意味です!)

 本記事では、そんな自分の体験談を書いていきます。


 本記事は、マナビDX Quest修了生・受講生の経験談・学んだことなどを対象としたマナビDX Questで得たもの Advent Calendar 2023の企画です。

自己紹介

 普段は事業会社でDX推進をしています。IT関係を手広く色々やっています。(PowerPlatform全般、クラウドサービス導入推進、データ分析、機械学習モデル作成など…)

 社会人3年目まで非IT系人材でした。ある事情でITの世界に飛び込むことになってリスキリングした、いわゆる「文系IT人材」です。

マナビDX Questとは

 経済産業省主宰のデジタル推進人材育成プログラムです。

  • 参加者同士で学び合い・教え合いながら、与えられた課題を解決していくPBL (Project-based Learning:プロジェクト型学習)を中心に据えたプログラム
  • 「AIモデル作成 + プレゼン資料作成」と、「データ分析・施策立案 + プレゼン資料作成」の二つのテーマの課題を選択可能
  • デジタル初心者/経験者問わずプログラム参加中
  • 無料かつ完全オンライン

 詳細は下記リンク内、または他のアドベントカレンダー参加者が詳しく解説してくださっているので割愛します。

想定読者

 特に下記の方に向けた記事を想定しています。

  • 会社外の人と関わりを持ちたい、外の世界を知りたいと思っている人
  • ITに関する勉強仲間が欲しい人
  • 「コミュニティ」というキーワードが気になる人

2. マナビDX Quest 2022の体験記

 まずは昨年度のプログラムの振り返りをしてみます。

マナビDX Questに参加する前の自分

 当時の自分は、前の会社の情報システム部門にいました。社内システムの企画~開発~運用・保守と、更改プロジェクトにも色々参画していました。
 とにかく仕事にのめり込み、ずっと会社にいた気がします。(すでに遠い記憶)

 この状況自体は楽しかったのですが、「このままでいいのかな」という不安になっていた頃でした。結局マナビDX Quest期間中に転職することに…

マナビDX Quest 2022への参加

参加した流れ

 資格試験で、G検定とE資格1をとった後のことです。これらの資格を取ると入れる「CDLE」というコミュニティにて「AI Quest2」というものがあるという情報を見つけました。

 ちょうど資格取得後さらにスキルを高めたいと考えていたのと、外の世界を見てみたいという好奇心があったので、次年度に同じプログラムがあれば参加してみたいと思っていました。

 翌年度、「AI Quest」は「マナビDX Quest」に名前を変えました。
 すごい名前に変わっちゃったな…?と困惑したのは内緒の話

 「周りがみんなスーパーマンだったらどうしよう」という不安も抱えつつ、まずは飛び込んでみようという思いで参加しました。なお、「データ分析・施策立案 + プレゼン資料作成」のテーマを選択しました。

参加してどうだったか

 参加者が本当にすごかった。モチベーション。スキル。パワフルさ。何もかもがすごい人の集まりでした。色々資格を取って天狗になっていた自分が打ち砕かれていく感覚でした。

  • データ分析の課題では成績が振るわない。
  • それどころか、得意と思っていたプレゼン資料作成でもまるで歯が立たない。

 そう、 外の世界は広かったんです。 想像も出来ないくらいに広かった。周りについていけず、周りと関りもあまり持てず、みんなで一緒に学習するというマナビDX Quest の良さも生かせませんでした。

 こうして初年度はボロボロだった私でしたが…紆余曲折あり修了生コミュニティを立ち上げることになり、それを機に多くの人と関わる機会をいただきました。

 そして、多くの人と関わることの素晴らしさに気づいたことから、この後の生活が激変することになります。

3. マナビDX Quest 2022が終わってから

 多くの人と関わることで刺激を受けて、自分のモチベーションが上がっていくという感覚の素晴らしさに気づくことができた私。マナビDX Questが終わってから、他のコミュニティも含めて色々活動してきました。

  • 「デジタルリテラシーを身に着けた人の座談会」にパネリストとして参加しました。
  • ある企業に、DXに向けた心構えの講座を行いました。
  • 展示会で生成AIに関するLT会を行いました。
  • 自治体と関わってDXに関する講演会を行いました。
  • 他のコミュニティでも月1ペースでイベントを企画・運営する側に回りました。

※例えばこんな感じで、connpassのグループを立ち上げました。

 気が付いたら日本全国に仲間が出来ていました。多くの人と関わることができて活動範囲が広がり、たくさんの経験が現在進行形で出来ています。忙しい!けど楽しい!という嬉しい悲鳴を頻繁にあげています。笑

4. マナビDX Quest 2023に参加して

 そして今年度もマナビDX Questが始まりました。
 昨年度の反省を踏まえて、とにかく前に出てみました。毎日のように参加者と交流して、リアルで会う機会も作り、本当にたくさんの人と交流しました。

 その結果、昨年度は得られなかったたくさんの良いことがありました。

  • 一緒に勉強を頑張れる仲間が増えました。
  • 多用な職種の方と話すことができ、たくさんの価値観・考え方に触れられました。
  • マナビDX Questの課題にも周りの人と一緒に取り組むことが出来ました。

 ⇒結果、今年度はプレゼン課題と、AI課題・プレゼン総合点で上位5%に入ることが出来ました!

 昨年度とは全然違う世界の見え方で、得られるものも遥かに多く、積極的に参加してよかったと強く感じています。

5. 結局マナビDX Questとは何なのか?

 マナビDX Questは公式に「港」という表現がされています。

image.png
マナビDX Questのページより

 マナビDX Questとは、

  • 旅立つ前の準備をする場所であり
  • 同じ志を持つ仲間を作る場所であり
  • 旅立っていく場所である

 勉強をして、仲間を作って、外に出て知識を生かして社会を良くしていく、そんな旅の始まりの「港」として。そして旅の途中で帰ってきて仲間と語り合い、刺激し合う、旅の途中の「港」として。マナビDX Questがあるのではないかと思っています。

6. 伝えたいこと

 長々と書いてきましたが、最後に二つお話させてください。

マナビDX Quest、とっても楽しいよ!!

 はい、めっちゃ楽しかった(楽しい)です!!!!!
 外の世界を知って多くの人と関わる取っ掛かりとしては、とてもやりやすい環境だと思います。とにかく一歩外に出てみたいという人には確実におすすめできるコミュニティです。

 もし来年もマナビDX Questがあって、かつこれを読んで興味を持ってもらえた方がいたら、ぜひ参加しましょう!!

人との関わり(コミュニティ)で人生変わるよ!

 マナビDX Questを起点に色々な活動が増えて忙しくなりましたが、人の輪がどんどん広がっていき、たくさんのことを経験して人生が豊かになっていると実感します。この人の輪と経験こそが自分にとって最高の宝物になっています。

 家庭や職場以外での活動の居場所のことを個人的に「マルチプレイス3」と呼んでいますが、この「マルチプレイス」を作って活動していくことが、これからの時代を生きていくうえで重要になると思っています。
 自分にとっての「マルチプレイス」を作る取っ掛かりとして、例えばマナビDX Questのようなコミュニティで自分なりの居場所を見つけてみてもいいのではないでしょうか?

 人生を豊かにする「マルチプレイス」の考え方が広まって世界がもっと幸せにあふれるといいなという思いを込めて、そしてマナビDX Questがその起点になったという人が出てくることを祈って、この記事を締めたいと思います。

 最後まで読んでいただきありがとうございました!


 末筆となりましたが、企画の提案者であるhata(@awonohata)さん、投稿いただきましたAI Quest・マナビDX Questの参加者・卒業生の皆様、そして企画を快諾いただきました事務局の皆様、本当にありがとうございました!

  1. G検定・E資格:一般社団法人ディープラーニング協会が実施する資格試験。ディープラーニングに関する知識の事業活用(G検定)と、実装(E資格)に関するものになります。

  2. AI Quest:マナビDX Questの前身となる、AI人材の育成プログラム

  3. マルチプレイス:一般的にはサードプレイスと呼ばれています。個人的には「サードじゃ足りなくない?」と思って、色々な場所に参加するという意味でこう呼んでいます。

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