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Flaskでフラッシュメッセージを表示する方法

Last updated at Posted at 2018-12-03

(アドベントカレンダー3日目にして、ネタが尽き始めていますが、)

Flaskでフラッシュメッセージを表示する方法を説明していきます。
フラッシュメッセージは、ユーザーが何らかの行動を起こしたときに、その行動が正しく処理されたこと知らせたり、失敗したことを知らせるために利用されることが多いです。
例えば、ログイン成功時や、何らかの投稿に失敗した時などなど。

こんな感じで。

Flaskの公式ドキュメントを見れば、ざっくり書いてありますが、アレンジを加えつつ、実装していきます。

目次

  • Flaskのヘルパーメソッドのflash()の説明
  • Flaskのヘルパーメソッドのget_flashed_messages()の説明
  • サンプルアプリを実装
  • おまけ

対象

  • Flaskでフラッシュメッセージを表示したい人
  • Flaskでアプリケーションを作っている人
  • pythonでwebサービスを作ろうとしている人

Flaskのヘルパーメソッドのflash()の説明

Flaskでフラッシュメッセージを表示する際に用いられるメソッドです。

flask/helpers.pyの中を覗いてflash()を観察してみましょう。

flask/helpers.py

def flash(message, category='message'):
    flashes = session.get('_flashes', [])
    flashes.append((category, message))
    session['_flashes'] = flashes
    message_flashed.send(current_app._get_current_object(),
                         message=message, category=category)

それほど複雑なことはやっていなさそうですね。

まず、第二引数でmessage以外も渡せるようですね。(今回初めて知りました^^;)
flashesという配列に、引数で渡されたmessageとcategoryを追加しています。

Flaskのヘルパーメソッドのget_flashed_messages()の説明

ビューで使用するメソッドです。get_flashed_messages()を使用すれば、指定したflash()内の文字列が、ビューで表示することができます。

引数

引数は2つ指定することができます。with_categoriescategory_filterです。

with_categories

デフォルトはFalse。

with_categories=Trueにすると、フラッシュメッセージにもう一つ文字列を紐付けることできます。
そのもう一つの文字列をliタグのclassに設定することが多いようです。

コントローラー
flash("フラッシュメッセージ", "もう一つの文字列")
ビュー

<li class="もう一つの文字列">フラッシュメッセージ</li>

後ほど、サンプルアプリ内で実装します。

category_filter

今回は実装の対象から外しています。
category_filter=["error"]のように指定すると、配列の中の文字列をcategory(※1)として持つフラッシュメッセージしか表示しないようにできます。

※1 categoryとは、上の「with_categories」でいう「もう一つの文字列」です

サンプルアプリを実装

実装してなんぼ!ってことで、簡単なサンプルアプリを作りましょう。

コントローラーの実装

app.py
from flask import Flask, flash, render_template, request

app = Flask(__name__)
app.config["SECRET_KEY"] = "sample1203"


@app.route("/", methods=["GET", "POST"])
def index():
    username = ""
    text = ""
    if request.method == "GET":
        return render_template("index.html")

    if request.method == "POST":
        if request.form["username"] and request.form["text"]:
            username = request.form["username"]
            text = request.form["text"]
            flash("投稿を成功しました\(^o^)/", "success")
        if request.form["username"] == "":
            flash("ユーザー名を入力してください。", "failed")
        if request.form["text"] == "":
            flash("テキストを入力してください。", "failed")

        return render_template("index.html", username=username, text=text)


if __name__ == "__main__":
    app.run()

ビューを実装

(少しきれいに見せるためにcssをいじっていますが、そんなに凝らなくても表示はされますw

templates/index.html
<!DOCTYPE html>
<html lang="en">
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <title>サンプル</title>

<style>
    li {
        margin-left: -50px;
        border-bottom: 0.5px solid white;
        width: 100vw;
        color: white;
        padding-left: 10px;
    }
    .success {
        background-color: midnightblue;
    }
    .failed {
        background-color: deeppink;
    }
</style>
</head>
<body>

{% with messages = get_flashed_messages(with_categories=true) %}
  {% if messages %}
    <ul class=flashes>
    {% for category, message in messages %}
      <li class="{{ category }}">{{ message }}</li>
    {% endfor %}
    </ul>
  {% endif %}
{% endwith %}

<h2>フラッシュメッセージを表示できるかな</h2>

{{ username }}
{{ text }}

<form action="/" method=post>
    <dl>
      <dt>ユーザー名:
      <dd><input type=text name=username>
      <dt>テキスト:
      <dd><input type=text name=text>
    </dl>
    <p><input type=submit value=Send>
</form>

</body>
</html>

あとは、app.pyを動かすだけ!

$ python app.py

成功した時のフラッシュメッセージ

失敗した時のフラッシュメッセージ

おまけ

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
少しでもお役に立てたのであれば、嬉しいです。

Renttleというサービスを開発中です。ぜひ、使ってみて、レビューをください。

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