(この記事は一連の解説記事の一つになります)
先頭記事:入門編
Modの出力
丹精込めて作ってきたModがいい感じになってきたならば、他の人が遊べるようにjarファイル(Java Archive)に出力してみましょう!
D:\projects\mc_example_mod
├ src
├ build.gradle
├ gradlew
├ gradlew.bat
└ gradle
└ wrapper
└ gradle-wrapper.jar
└ gradle-wrapper.properties
入門編で同じようにセットアップしている場合、プロジェクトファイルはこのようになっていると思います。build.gradle
を編集します。
buildscript {
repositories {
maven { url = 'https://files.minecraftforge.net/maven' }
jcenter()
mavenCentral()
}
dependencies {
classpath group: 'net.minecraftforge.gradle', name: 'ForgeGradle', version: '3.+', changing: true
}
}
apply plugin: 'net.minecraftforge.gradle'
// Only edit below this line, the above code adds and enables the necessary things for Forge to be setup.
apply plugin: 'eclipse'
apply plugin: 'maven-publish'
version = '1.0'
group = 'jp.koteko.example_mod' // http://maven.apache.org/guides/mini/guide-naming-conventions.html
archivesBaseName = 'example_mod'
sourceCompatibility = targetCompatibility = compileJava.sourceCompatibility = compileJava.targetCompatibility = '1.8' // Need this here so eclipse task generates correctly.
//...
16~18行目のversion``group``archivesBaseName
の項目を自分のModに合うよう書き換えます。そのほかの部分は必要ない記述も多い気がしますが、問題にはならないのでそのままでよいです。
書き換えたら、プロジェクトフォルダ(この例ではD:\projects\mc_example_mod
)でPowerSellを起動します(エクスプローラー上でShift+右クリック、あるいは普通にcd
で移動)。
.\gradlew.bat build
のコマンドを実行して10秒ほど待ちます。BUILD SUCCESSFUL
の表示が出たら成功です。
\build\libs
フォルダ内に[archivesBaseName]_[version].jar
のファイルが生成されているはずです。これがいわゆるModとして配布されるファイルになります。
Modの導入に関してはめんd技術解説の範疇を超える(というか世に解説が溢れている)ので省略しますが、Forgeを導入してmodsフォルダに先ほどのjarファイルを配置し、ゲームを起動します。
タイトルからmods画面を開き、自分のModが認識されていれば成功です。不安であればゲーム内で実際に確認しましょう。
長旅おつかれさまでした。
余談
今後の記事について
まだまだ解説が足りていない部分や、触れられていない要素も数多くありますが、一旦Minecraft 1.14.4における解説記事を区切りにして、1.16.1の環境を立ててそちらで改めて開発をしていこうかなと考えております。Mod開発は、仕様の大幅変更や公式アプデ間隔などの理由から、いくつか主流なバージョンがあり、一つ前だと1.12.2がそれにあたります。1.14.4もある程度の数はあるようですが、1.12.2残留組、開発意欲の高い追従組のどちらと比べてもやや数が少なく、このバージョンでの開発を進めるデメリットが感じられたのでこのように判断しました。1.16.1がどれだけ多くのModが作られるバージョンになるかは不明ですが、2020年8月現在で最新版なので、将来性と情報の少なさという点からこちらの開拓を優先しようと思います。参考
Minecraft 1.12 modding with forge – 10 – Export Mod – suppergerrie2.com