Styled Components の component selector パターンで若干ハマったので備忘録として書き留める。

Styled Components は component selector パターンを使用することで他のコンポーネントを参照することが可能である。

const A = styled.div``;

const B = styled.div`
  ${A} {
  }
`;

しかし、component selector パターンで React Components を指定するとエラーが発生する。

class A extends React.Component {
  render() {
    return <div />;
  }
}

const B = styled.div`
  ${A} {
  }
`;

TypeError: Cannot call a class as a function

勿論、 Functional Components もエラーが発生する。

const A = () => <div />;

const B = styled.div`
  ${A} {
  }
`;

TypeError: Cannot convert a Symbol value to a string

このエラーの原因としては、 component selector パターンは、 Styled Components のコンテキスト内でのみサポートされているためである。
上記の A コンポーネントは React.Component のインスタンスであり、Styled Component ではない。

styled() ファクトリー関数で React Component をラップすることで解決することができる。

class A extends React.Component {
  render() {
    return <div />;
  }
}

const StyledA = styled(A)``;

const B = styled.div`
  ${StyledA} {
  }
`;

React Components を import した後、 styled() ファクトリー関数で毎度ラップするのが面倒な場合は、 export 時にラップしてあげれば良い。

export default styled(A)``;

詳細については以下の記事を参照してください。

全ての React コンポーネントを Styled Component として export すべきでは？というお話 - Qiita