本を読んでの感想とアウトプットの記事です。
自分がエンジニアリングやデザインを仕事にしているので、あえてQiitaに書いてみます。
ザ・プロフィットという本を読んだアウトプットとして記事にしてみました。本で世の中のビジネスモデルを23の分類に分けています。
それぞれのビジネスモデルが現実の会社のどのビジネスに当てはまるのか自分なりに考えてみたいと思います。本を読んでの記録ということもあり、折々で自分の中から出るつぶやきのようなものも書いています。
違うよ〜とか、なんでもお気軽にご意見をコメントしてもらえると嬉しいです。
ザ・プロフィット
この記事を書く上で読んだ本です。エイドリアン・スライウォッキーさんが書いており、世の中のビジネスを23個のモデルに分類しています。
本はこちらから。https://goo.gl/NoUy3g
本で語られている世の中のビジネスモデル
- 顧客ソリューション利益モデル
- 製品ピラミッド利益モデル
- マルチコンポーネント利益モデル
- スイッチボード利益モデル
- 時間利益モデル
- ブロックバスター利益モデル
- 利益増殖モデル
- 起業家利益モデル
- スペシャリスト利益モデル
- インストール・ベース利益モデル
- デファクト・スタンダード利益モデル
- ブランド利益モデル
- 専門品利益モデル
- ローカル・リーダーシップ利益モデル
- 取引規模利益モデル
- 価値連鎖ポジション利益モデル
- 景気循環利益モデル
- 販売後利益モデル
- 新製品利益モデル
- 相対的市場シェア利益モデル
- 経験曲線利益モデル
- 低コスト・ビジネスデザイン利益モデル
- デジタル利益モデル
実際の会社とビジネスモデル
1. 顧客ソリューション利益モデル
ビジネスモデルの説明
顧客が抱えている問題を解決するモデル。世の中のほぼ全てのビジネスがそうであるといえるかもしれませんが、ここでは顧客の問題を解決する事に特に集中しているビジネスモデルのこと。顧客の問題を顕在化させるために数人のスタッフが顧客のオフィスで一緒に働いたりします。
概念的には、
- 1.顧客の問題を解決するために、自社の商品にカスタマイズを行い、顧客に提供する。
- 2.顧客の問題を解決するために、ゼロから商品を組み上げ、顧客に提供する。
- 共通して、提供するまでの過程で顧客とのコミュニケーションを連続的に行う。
つぶやき
1つ目を考える時から、なかなか難しいなと思いました。まずは、自分がそんなに世の中の会社の事を知らないこと。ネットで会社を調べても会社が行っているサービスには詳しく書かれていない企業も多いです。企業はパブリックにされている情報をベースに考えて、同時に概念的なものも書いて行くほうが良いと思いました。関係無いですが、自分の文章力のなさにもショックを受けたので、こちらはこちらで勉強して行くことにします。
該当する会社
IT業界はこのモデルに良く当てはまるのでは無いかと思いました。最初は全てのサービスがそうなのではと思ったいたのですが、分類する上で気にかけたのが、顧客の問題のヒアリングを先に行ってから商品提供するかどうかです。
次の企業が提供するサービスは、IT業界で顧客ソルーション利益モデルに当てはまるのではと思いました。
SAP, IBM, HITACHI, Fujitsu (や類似する体系を取るシステムベンダー)
導入前にはコンサルタントが顧客とコミュニケーションを行いカスタマイズされたサービスを提供するという事でリストアップしました。コンサルタントに試験を用意していたりします。その分ヒアリングに重きを置いているのかと。逆に、同じ会社のサービスだとしてもカスタマイズ無しで導入するサービスは顧客ソルーションモデルには当てはまらないと思います。
該当しない会社
多くのSaasサービスの場合、まずは無料で始めてみるというケースが多いです。この場合、顧客の問題のヒアリングをサービス提供側から行っていません。サービス導入後でもカスタマイズ性が高いSaasサービスも多くありますが、顧客が自分でカスタマイズしているとそれは当てはまらないと思います。 最近導入前にチャットで質問に答えてくれるサービスがありますが、そのサービス提供側が問題をヒアリングしてくれて事前にカスタマイズしてくれたサービスを提供してくれたらモデルに当てはまるでしょう。
つぶやき2
前に、ガイアの夜明け的な番組で見たのですが。ある町工場は製品製造過程で必要になるプロトタイプの制作(一点もの)を高精度、短納期で実現するのだそうです。これもこのモデルに当てはまるのではと思ったのですが、なんかハッキリしないので、読み進めた上で判断する事にします。
・・・続く