関数の実行時間を計測するコードを短くする。

0. 既存の方法

import time


def sync_func():
    for i in range(10):
        time.sleep(0.5)
        print(i)

start = time.time()
sync_func()
end=time.time()

print(end-start)

result

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5.009452819824219

1. 提案の方法

Pythonには、デコレータという機能があり、関数の前後に特定の処理を追加できます。これを使用して、関数の実行時間を計測するデコレータを定義することができます。

import time


def timer(func):
    def wrapper(*args, **kwargs):
        start_time = time.time()
        result = func(*args, **kwargs)
        end_time = time.time()
        print("Elapsed time: ", end_time - start_time, "seconds")
        return result
    return wrapper

@timer
def sync_func():
    for i in range(10):
        time.sleep(0.5)
        print(i)


sync_func()

result

0
1
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6
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9
Elapsed time:  5.0100860595703125 seconds

この例では、timerデコレータを定義し、my_function()関数に適用しています。timerデコレータは、wrapper関数を返します。wrapper関数は、my_function()関数を実行する前に開始時間を取得し、関数の実行が完了した後に終了時間を取得し、経過時間を表示します。最後に、wrapper関数はmy_function()関数の戻り値を返します。

デコレータを使用することで、関数を実行するたびに計測するコードを書く必要がなくなり、コードも短くなります。ただし、デコレータを理解していない人にとっては、読みやすさが低下する可能性があります。